日本のビジネスインフラすごい
2017年10月21日

日本で株式会社の設立、税務署登録、社会保障事務所登録、一級建築士事務所登録、住民票やら印鑑登録やらというのを一通り済ませました。
普段、フィリピンで頼まれてやっていることを、日本で一通り税理士さんや書士さんにやってもらったり、自分でやったりしたわけです。

僕はこの一連の手続きで、日本の公的機関の効率の高さに、驚いてしまいました。日本では、役所をネガティブに言う人ばかりだけれども、日本の公的機関の仕事っぷりは、世界に誇れるのではないかと思いました。

・住民票、戸籍、法人登記簿
海外から転入。その場で住民票発行。健康保険加入。かかった時間は、45分でした。もちろん事前に戸籍の附票を取り寄せたりということはしたけれど、それにしても発行が早いです。

戸籍の取り寄せをした時は、月曜日に東京から速達で名古屋市に請求したら、水曜日に戸籍が送られてきました。
キモいくらいの速さです。
(速達という仕組みも謎です。僕の封筒だけをもって、誰かがバイクで持っていっているのでは、と思うくらいです。)

どこの区役所でも、訪問者が来るのを立って待っているのも驚きでした。こっちが近づくと、「どうぞ、お伺いいたします」と、だいたいどこも二人の係の人と目が合います。20年前はこんな感じではなかった。そして、区民のことを「お客様」と呼んでいました。

東南アジアのPがつく某国では、その日にできる手続きなど皆無なので、「その場で」というのは驚きであります。
SECで登記の写しを取ろうと思ったら「2ヶ月後に取りに来い」と、引換券を渡されたこともありました。
その登記の写しでビザを申請する予定だったのだけれども、スタートで2ヶ月待ちなんですから、あきれました。

・印鑑証明
印鑑証明、このシステムは実に素晴らしいです。陰影の完全一致という厳格さ保ちつつ、他人に預けてしまうということも可能。
実体がそこにある、というのもわかりやすくて良いです。
印鑑が面倒くさいという声も聞きますが、海外のサインのシステムってのは、最悪なのです。
ビミョーに形が変わってくるとか、郵送しなきゃなんないとか、日本語のサインじゃダメだとか、あーだこーだのコミュニケーションがものすごく増えるのです。私はこの、余計なコミュニケーションが大嫌いです。
赤い朱肉というのも、原本であることが一目瞭然で効率的です。「あ、これ原本じゃん、捨てるのやめよう」となる。
印鑑証明ならぬ、サイン証明というのもあるにはあるようですが、こんな簡単にはいきません。
印鑑証明というシステムのおかげで、公的業務はかなり効率化されているのではないでしょうか。

P国では、その日に終わる仕事というのは、存在しません。普通は2週間で何かが一つ終わる、という感じなので、まぁ一言でいうと、何も進まないんです。

・会社登記
日本では、法人登記は簡単です。社名の重複チェックというものは、事実上ありません。登記にかかる日数は2週間ほど。
フィリピンでも、法人登記は一番簡単ですが、それでも社名の予約だけで3週間は見ておく必要があります。

役員の変更を登記するのも、日本では1週間ほどでした。

こういう地味な作業がサクっと終わるということは、日本全体の効率を見えないところで、おし上げてくれていると思います。

・営業許可
日本には、一般の法人に、営業許可というのは必要ないです。
内装工事をやったあとに、市役所に使用許可をもらう、というのも日本には必要ありません。

これらはP国独自のビジネスパーミットとか、オキュパンシー・パーミットのことですが、本当に最悪で、これらが取れずに撤退してしまう会社もけっこうあります。他の東南アジア諸国にも、こういう謎の許認可は多いと思います。

日本の人は、「必要ない」ということのありがたみを、今一度かみしめましょう。

・社会保障事務所
今日は、渋谷年金事務所に行ってきました。
一度、2週間ほど前に訪問して書類をもらって、あれこれ教えてもらいました。役員の登記を済ませてから、再訪問。書類をチェックしてもらって、受理。
年金事務所の担当者が、当たり前だけど、よく知っていて、テキパキしていて、親切に教えてくれ、全くストレスが無いです。
そういえば、放置していた自分の年金番号や記録も、数分で出てきました。日本の役所のデータベースって、すげぇんだなと思いました。
いつか消えた年金記録とかありましたが、1億以上の大国でこれだけの精度というのはすごい。
さらにマイナンバーでガッチガチにデータベース化してしまうんですから、さらに効率化するのでしょう。ワクワクしますね。

P国は、二言目にはペナルティ!です。どんなけペナルティが好きなのかと。あの言葉、ホント腹立つんですよね。

・税務署登録
登録は税理士さんに全部やってもらいました。

驚いたのは、日本は税務申告が、ほとんど無いということです。

源泉徴収の納税・・・日本は年に2回。P国は毎月2回。
消費税の納税・・・日本は年に1回。P国は毎月。しかも業者名・住所・納税者番号全部申告
法人税の納税・・・日本は年に1回。P国は3ヶ月に1回。
外部監査・・・日本は大会社だけ。P国は全ての法人。

これがどんなけ楽なのかというと、仮に申告がP国のように煩雑だとすると、申告行為そのものがトラブルを呼ぶ、申告のために人も雇わなければならない、ファイルを保管する棚も用意しなくてはならない、処理するために雇った人がトラブルを生む、など指数的に仕事が増えていきます。
日本は洗濯機1台で洗濯から乾燥までやってくれますが、P国ではそういう洗濯機がないためにメイドを雇い、費用が発生し、寝床を用意し、そのメイドが物を盗み、となるのとそっくりです。

日本はITで遅れているとか、よく言われますが、私はスマフォでなんでも「ピッ」とやれることが、そんなに進んでいることなのか?と思います。
ここに書いたような、地味な手続きを、魔法のようなスピードで、正確にこなすことのできる日本のビジネスインフラは、相当先進的であると思いました。ずっと住んでいると、そのありがたみも、そのうち忘れてしまうのでしょうけれど。

 


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チャットワークすごい
2017年10月18日

会社設立・経理代行の業務の方で、使ってみたら、壮絶便利だった。

顧客の数だけ、チャットグループを作る。
社員を全員放り込む。
お客さんも、呼ぶ。

いろんなことが一気に解決した。

膨大なメールが減る
細かい事を説明するのは、メールではすぐに10往復、20往復になるので、やっぱりチャットが早い。
関係者が多い場合も、メールでは無理。特に事業の立ち上げ時は、膨大なコミュニケーションが発生するので、メールは適さない。
かといってスカイプは重いし通信不具合多いし、LINEじゃ間違えてウンコスタンプをお客さんに送っちゃいそうだし、チャットワークはビジネスに特化しており、ちょうどよい

TASKの放り投げが楽
社員にあれしろ、これしろ、の細かいタスク投げに困っていたのだが、このチャットワークはタスク投げが便利。

コツは、なるべく細かくちぎって投げることか。
「PL BSをチェックしろ」じゃなくて「銀行口座の消し込み 22日まで」というふうに細かくして投げる。

逆に、社員が自分に何かをして欲しいときも「TASKで俺に投げろ」と言っておくと、社員が僕にTASKを送ってくる。TASKは右端に並ぶので、メモ帳が要らない。
また、チャットしながら、例えば
社員「○○社が見積欲しいそうです」
自分「あー後でやっとくよ」
と書いたら、その「あー後でやっとくよ」をTASKボタンでTASK化。

自分「あれ、もうおりた?」
社員「金曜日にフォローします」
これも「金曜日にフォロー」の部分だけをポチってTASK化。
すごく便利。

これ、TASKを受ける方にとって、すごく良いと思う。
自分が何をしなければならないのか、これ以上に明確な方法はない。
今まで、紙に書いて机に置いたり、PDFで送ったりしてたのは、何だったんだろう・・・

 

このチャットワークとTEAM VIEWERは、遠隔操作の必須アプリ。

 

 

 


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独身税に賛成
2017年10月6日

4ヶ月ほど一人暮らしをした。

今日、私の一人暮らしの部屋に、家族全員が遊びに来た。

冷蔵庫にあった梨もシュークリームも一瞬でなくなり、プチトマトも消え、炊いてあったコメも空。

むいた梨の皮を、下の娘は流しの中に放置、上の娘は燃えるゴミのゴミ箱に突っ込んだ。

どこで見つけたのか、でっかい包丁を出して、それも放置。錆びた。

ちゃぶ台の上も、ベッドの上もゴミだらけ、流しは洗い物だらけ。

スーパーで7,000円分の食材を買ったのに、なんと1日でほぼ無くなってしまった。

こいつらは畑を荒らすイナゴの大群だ。

1人暮らし歴50年の友人が
「自分のテリトリを乱されるのがイヤなんですよ」
と言っていたが、その気持がわかった。

一人暮らしだと、家の中はなんでもコントロール可能。
家電も家具もコンビニも一人暮らし用のアイテムがすさまじく充実しているので、日本での一人暮らしは、マジで快適なのだ。

モノだけでなく、時間もコントロール可能。
仕事をしたい時に仕事をし、休憩をしたいときに休憩できる。
食べたいときに食べ、コーヒーを飲みたいときに飲める。

子供がいると、「ねぇぱぱ。アイフォン買え」「ねぇぱぱ。カフェつれてけ」「ねぇぱぱ。服買え」
とひっきりなしだ。
願いが叶うまで、100万回でも繰り返す。

私は、独身税に賛成だ。

いい思いをしているやつは、やはり税金を払うべきだと思う。


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犬とウサギとお別れ♪ドナドナドーナ 
2017年9月29日

犬はすぐには渡航できないので、ウサギ2匹と一緒に娘の家庭教師にあずかってもらうことになった。

6ヶ月も預かったら、このまま飼いたいっていうだろうなぁ。

そうすると、昨夜がおれとゴン太との最後の日だったのか。

昨夜は、ゴン太を抱きしめて、耳元でこう言ってあげた

「おまえ、あいかわらずクサイな」

ゴン太、幸せにな


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手がかじかむほど寒いマニラオフィス
2017年9月27日

寒い。

ビルの設備も管理も本当にクルクルパーなので、ビルの空調は、

フロア全体 冷凍庫
フロア全体 常温

この2つしかない。

全員、ダウンジャケットのようなものを着て仕事をしている。

手はかじかんで、タイプしづらい。

ガンガンに冷やして、バカみたいな請求書を送ってきやがるので、2年間にわたってクレームをし、結果、現在は私の会社はエアコン代を支払っていない。

吹出し口も段ボールでふさいである。

だけど、寒くて仕方がない。

文句を言うと、「タダなんだから文句を言うな」と言われた。

なんだかよくわからない。

 


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ジーパンはけた

今日は、クラウンラインさんに朝から来ていただき、朝から引っ越し。

1年か2年前に買ったが、太ったために、はけなかったジーパンが4本でてきた。

どうせ入らないだろう、捨てようと思ったら全部余裕ではけた!

これは嬉しい。

完全無欠バターコーヒーの成果か?80キロ台も夢では無い。

それから引っ越しはクラウンライン以外に選択肢は無い。ダントツの感じのよさ。

 


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家族も本帰国することになりました
2017年9月17日

9月30日に家族も日本へ本帰国することになりました。

いままでフィリピンでお付き合いくださいました皆様、ありがとうございました。
これからもかわらぬご支援をよろしくお願いします。

仕事のこと、子供の教育のこと、私や妻の人生のことを考えると、今ここで帰国するのが最良だというのが帰国の理由です。

私自身は、6月1日にすでに帰国し、16年ぶりに日本の住民となっております。
それから3ヶ月半、日本からフィリピンの会社を遠隔指示し、月に1週間だけフィリピンに滞在する態勢でやってみました。
この方法が想定以上にうまくいったので、今後もこの方法を継続します。(この方法は、本当にすごくて、今までも効率が高かったと思っていましたが、それより50%以上効率が高くなったと思います)

娘二人は、今の現地の学校をやめ、10月1日から渋谷区の原宿外苑中学校に通います。
日本の勉強は全くしてこなかったので、特に算数などは徹底的にシゴくつもりです。

住居は、今、私が住んでいる住居は狭くて住めませんので、歩いて10分くらいのところに、もう一つマンスリーマンションを6ヶ月だけ借りました。
3月末までは、2ヶ所に分かれて住みます。その後は、娘の高校がどこになるかを見てから決める予定です。


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勤続10年祝い
2017年8月31日

社員から、設立10年のアニバーサリーで食事会をやってくれと言われ、記念食事会を開催した。

その前日、現地の日本人の友人たちと飲んでいたとき、
「勤続10年の社員に何もあげないなんてのは、ありえない!」
「10年というのは、フィリピンではかなりすごいことなんだから、金一封はあたりまえ!」
と強く言われた。

相場は?と聞くと
「1万ペソはドケチ、最低3万ペソ、できれば5万ペソ、うちは10万ペソあげた」
と口々に言う。

いやいや、10年ももたせた俺の方こそ表彰して欲しい。
それにいまは2名だけだけど、来年は4名、多分その後も毎年、対象者が出るから全員に10万ペソなんてとんでもない。
ボーナスだって年3回払ってるのに…

10年いてくれるということは、実は大変ありがたいことなんだというのはわからんでもない。

ということで間をとって7万ペソ。運転手のラミールと事務のゼニーさんに進呈。

誰にも言わず、完全にサプライズだったので、ふたりともグデングデンに喜んでいた(ちなみにラミールとは16年)。

小切手を拡大コピーして厚紙に貼って渡したら、みんな大騒ぎで写真を撮っていた。

サンキューレターは食事会の直前に例文をググって作成したんだけど、そのレターを別の社員が真剣な目で読んでいた。。。

金一封をあげるときは、ウルトラクイズの賞金みたいに大きい紙で渡したほうが良いですね。

写真をとって拡散されれば、新人が釣れる可能性があるので…。

 

 


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フィリピン人警察官の不思議劇場
2017年8月28日

かみさんが、ブエンディア通りを車で走行中、警察官に止められた。

いつものように警官の制止を無視して走り去る。私にはできないが、本人いわく、警官の制止を振り切ることは、そんなにたいした話ではないらしい。

しかし、バイク2台の警官に追いつかれる。

窓を開けろ、と警察官。

ウイーン

「&(#’%$&(“ バイオレーションだ。免許証を出せ」

「なんの違反よ。何もしてないじゃない」

「&(#’%$&(“ バイオレーションだ。」

「あんた、言い方が怖いわ。もっと笑いなさいよ。スマーイル!スマーイル!」

「え、あ、いや怖くなんかないよ、笑ってるよ。エヘ、エヘ」

このへんから警察官の調子が狂い出す。

「いまから大使館に行かなきゃなんないのよ。あとにして。
12時までに着かないと、たいへんなことになるのよ。
なんなら、あなたも大使館まで来なさいよ」

「12時?大使館?あと15分じゃねぇか。そらたいへんだ。
マム、俺たちの後についてきな!」

そこからバイク2台がかみさんの車を先導。

渋滞があると、バイクを降りて、車の流れを整理し、かみさんの車を優先的に通させる。
そして、またバイクを降りて、先導。

12時10分前に大使館前に着いた。かみさんいわく、彼らの先導としての能力は、かなり高かったそうだ。

大使館前では、駐車場がいっぱいだった。

何を思ったか、警察官、駐車中の車のなかから運転手が中に座っている車を探し、
「おい、おまえ、この車、外に出せ。マムがここにとめるんだ」

と駐車中の車を追い出してしまった。

仕方なくそこに車を止めるかみさん。

「マム、さっきの違反の件だが・・」

「あとにしなさいよ、あと10分しかないのよ」

「マム、何時に戻りますか」

「12時半ね。それまで待ってなさい」

大使館にかけこみ、無事、用事を済ませることができた。

さてと、財布の中から千ペソ札だけ別のところに隠し、最悪の場合を考えて100ペソと20ペソだけの状態にして、大使館を出る。

しかしさっきの警察官たちはいない。

そのへんにいた、物売りのおばちゃんに「あいつら、どこいった?」と聞くと、

「ああ、あなたのエスコートたち?もう行っちゃったわよ。」と。

おそらく、おなかが減ったので、飯でも食いに行って、どうでもよくなってどこかへ行ってしまったのだろう、と推察。

本当に不思議な人たち。

(ちなみに違反内容は、一度出したウインカーをひっこめた、とかそんな感じのものらしい。私はその場にいませんでしたので、一切の出来事に関知しません)

 

 

 


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SEC i-view
2017年8月11日

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