6月某日。
リーダーの一人に、
「子供の1歳の誕生日パーティを金曜日にやるので、同僚を4,5人誘っています。
午後2時半で退社してよいでしょうか」
と聞かれました。
フィリピン人とは20年近く仕事をしていますが、さすがに、【自分だけでなく、同僚を4,5人引き連れて早退してよいか】という要望にはびっくりしました。しかも、彼女は私と10年仕事をしており、最も信頼していたリーダーで、私の仕事に対する考えは分かっているはず。
来週には、会社への貢献度を表彰する予定でもあります。
「それでも自分の子供の誕生日のほうが優先なんだな、やっぱそうだよな」
と少しがっかりしたものです。
結局、
「あくまで仕事優先。OKともNOとも言わない。緊急の仕事が入ればやってもらう」
と答えました。
当日は幸い、緊急の仕事は入らず、彼女は4,5人引き連れて早退しました。
まぁもし緊急の仕事が入ったとしても、納期を延ばしてもらうなどして対応したとは思いますが・・・
仕事に対する考え方については、日本はかなり異常と言われ、一方、フィリピン人は家族が最優先。
それは理解していて、大いにけっこう。
しかし、従業員と会社との契約は、月曜日から金曜日までの8時間を労働する、という内容ですから、仲間を引き連れての早退は、私はいきすぎである、と思います。
こんな状況でも、ぬけぬけと「夏のボーナスは出ないのですか」などと言ってきますから、すごい神経だなと思います。
4,5人早退したくらいで会社の運営が傾くことはありません。
多分なんとかできます。
しかし、「フィリピン人は平日でも仲間を子供の誕生日に招待して、早退してしまうよ」という話が一般的に広がれば、本人たちにとって良いことは無いです。
例えば私なら、「ボーナスはだすのはやめよう」とか「昇給は見合わせよう」「仕事に穴が空いたら怖いから、2割多めに雇ってその分ベースを下げよう」というふうに考えます。
ちょっと私が甘すぎたのかもしれません。
コメント (263)
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そんなヒドイ言い方しなくてもいいぢゃないか
まるでトマト以外なら食えるかのように聞こえるんだが