うちには4歳の娘がいます。2歳のときから幼稚園にいれています。
先生はフィリピン人ですが、言葉は英語、生徒は各国からきているので、インターナショナルな幼稚園です。
この幼稚園はちょっとおもしろい。
まず校長がすごいヘンクツ。頑固。変人。
勉強をまったく教えない。
あれをしろ、これをしろといわない。みんなで絵を描いているときに、一人だけ本を読んでいても、何も言わない。
上記の理由から、日本人にはあまり人気が無いのですが、僕は逆に、こういう理由からものすごく気に入っています。子供も幼稚園が大好きで、学校の無い土曜日も日曜日も、朝起きた瞬間から「ママ、スクールに行くわよ!」といってパワー全開。

ここの校長、すげえヘンクツなんですが、なんというか、教育理念をきちんと持っているんですね。
「3歳児4歳児にABCもワンツースリーもNo Need!!!」
(訳:3歳児4歳児にABCや算数を教えるのはまだ早い。)
いいです、このヘンクツ校長。最高です。
勉強というのは本人がやりたいとき、本人が「ヤバイ」と思ったときにやらないと何も身につかないと思います。やりたいときに、スッとタイミングよく材料を用意してやるとグイグイと伸びると思う。やりたくないときに無理やりやらせると、勉強が嫌いになる。だからほっとく方がいい。
それと、スパートをかけるパワーというのは人によって限られていて、あまり小さいときにパワーを出してしまうと、肝心な中学生くらいで息切れしてしまう。小学校のときにたくさん塾に通って成績もよかったのに、中学、高校と行くにしたがってだんだん落ちて行ってしまう人はすごく多いです。だからパワーはとっておいて、小さいうちは脳みそを、フワフワの状態にしておいた方がいい。たまにパワーを温存したまま一生を終える人もいますがそれはそれでいい(爆。
子供には太陽の下で、ウンと遊びまくってほしいものです。なんたってそれが一番です。
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ビジネス話の盛り上がりついでに、、
「優れたビジネスモデルを月並みなオペレーションで運営するよりも月並みなビジネスモデルを優れたオペレーションで切り盛りする方が利益の実現に貢献する」
「マニラで働くシャッチョさんのブログ」http://shattcho.exblog.jp/ より引用させていただきました。
この言葉を読んだとき、思わずひざを叩きました。(実際は叩いていませんが)
ビジネスモデル自体は平凡でも何でもいいと思うのです。ほかに誰かがやっていようが、バッティングしようが、そんなことは関係ない。先行している人がうまくいっていなくても、自分がやればうまくいくかもしれないし、逆にうまくいかないかもしれない。やり方しだいで、結果は天と地ほどの違いが出ます。
特にここフィリピンでは、オペレーションの差がものすごく激しい。
人材をうまく使えば、10の仕事を20人いてもできないけれども、使い方がうまければ10の仕事を5人でできてしまいます。
ビジョナリーカンパニーにはこのように書いてあります。「SONYもボーイングも最初はものすごく平凡なアイデアから始まった。」
つまり、一流の企業をつくるのに、誰も考え付かなかったようなすばらしいアイデアはまったく必要が無い。
モデルはものすごく平凡でよい。ただし、その専門分野において、秀でた経験と知識、愚直さは必要です。クライアントに対する誠実さも必要だとおもいます。そういう意味で、やはり成功する仕事というのは、自分の専門分野の延長にしかない、と思います。
先日、Metopolisのシュークリーム屋さんまで行って来ました。というよりも、別の用事があって、たまたま店の場所を見つけただけなんですが、「いい感じだな」と思いました。そこでこんな話を思い浮かべました。
仮に、アメリカのMBAスクールを卒業した、エリートがいるとします。もしくは大前研一でも誰でもいい。
そのエリートに「シュークリーム屋さんをMetropolisでやりたい」というビジネスモデルをパワーポイントでプレゼをしたとしたら、どういわれるでしょうか。
きっと鼻で笑われます。
いまどき、シュークリームのようなありふれたビジネスなどうまくいかない、などといわれるでしょう。
しかし私は、ああいうシュークリーム屋さんはまさにビジネスの王道を行っている、という風に感じました。
ああいうC級ショッピングモールは出店が簡単で、何よりも賃料が安い。1ヶ月2万か3万ペソ程度でしょう。日本のように保証金などもいらないから、最初に数十万あれば出店できてしまう。うまくいかなきゃ、たためばいい。そういうところからスタートして、要領をつかんで、徐々にA級モールへ広げていく、というのは非常に堅実なやり方です。
実際、あそこへデリバリーを頼んで驚いたのですが、すぐに配達が来る。シュークリームが食べたいな、と思って、電話を入れる。コーヒーがいれおわったぐらいで、もう届いてしまう(ちょっとおおげさに書いてますが)。
これでもう、お客さんの心はがっちりゲット、一人のファンのできあがりです(笑。
ただし、そのお店が実際にうまくいっているのかどうかは知りません。でもきっとうまくいくような気がします。
ちなみにソフトバンクの孫正義は、「生まれ変わったら何のビジネスをやるか」という問いに対し、「1坪の土地を借りて豆腐屋をやりたい」と言ったそうです。多分、豆腐屋というのは、元手もリスクも少なく、現金商売ということで、「商売の原点に戻りたい」、という意味が込められているのだと思います。(一説には、豆腐の一丁をお金の一兆とかけわせたシャレだ、ともとられているようですが)
マカティのハンバーガーのsangoもそうですね。ちょっと賃料が高そうで、ずいぶん思い切ったスタートのようですが、お客さんも定着しているようでなによりです。あのおじさんが、まじめにきちんとハンバーガーを作っていることは、買いに来た誰もが知っています。きちんとファンを作っている。
マーケティング流に分析すれば、「マクドナルドやジョリビーの購買層のやや上を狙ったために成功した」とかなんとかなるのでしょうが、そういう分析は実にバカバカしい。
つまり、きちんと本業の勉強をすることと、ファンを増やすこと、だと思うんです。
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今日は会社での送別会があり、10時ごろ家に帰ってきました。
そしたらいつもコメントをいただいているTom in Manilaさんから、アウトソーシングに関する鋭い突っ込みを受けてしまい、とたんに目が覚めてしまいました。
刺激されてしまいましたので、たまにはまじめに僕なりのアウトソーシング論を書こうと思います。
1)アウトソーシングにおける日本人の数の削減
アウトソーシングにおいては、フィリピン人にどんどん業務を移管して、給料の高い日本人の数をどんどん減らさなくてはならない。この話は、必ず話題になります。アウトソーシングを論じるうえで、絶対に避けて通れない問題です。
私は6年間、かなりキツいアウトソーシングをしてきてわかったのですが、業種には「フィリピン人に置き換えられる業種」と「絶対に日本人でなければできない業種」の2種類あります。
もしも、自分のところの業種は「絶対に日本人でなければできない業種」であれば、それを無理やりフィリピン人に置き換えようとすると、「納期遅れ」「品質低下」「責任のなすりあい」などの問題が頻発し、関係者は疲弊し、アウトソーシング自体が泥沼に陥ります。
なんでもかんでも「フィリピン人に置き換えなければ失敗だ」、という思い込みを捨て、「日本人にそのままやらせたほうが、トータルでコストダウンである」という考えもあるということです。
たとえば、日本人同士が電話で1分話せばわかるものを、何年も日本語研修をさせたフィリピン人にたどたどしい日本語でメールでいちいち確認をとらせたりするのは、トータルで考えて損であります。
また、たいていの場合、「真っ先に削減すべきは、実務を行わない日本人の社長の人件費である」という点も盲点です。
これは、わざと、オーバーに書いていますが、要するに管理業務というのは、フィリピン人に簡単に業務移管できるので、実務部隊を苦労して日本に帰すのであれば、それよりも先に社長や事務の日本人が日本に帰るべきだということです。ところが、企業というものは不思議なもので、一番大切な日本とのインターフェースとなる一線の日本人を日本へ帰してアウトソーシングを泥沼に陥らせ、もっとも給料の高い社長が、特にやることもなく現地に残ったりします。
特に、日本からのアウトソーシングであれば、現地に営業活動をする必要性も無いし、事務的な仕事に至っては、毎月の支出は人件費と家賃のみで、輸入も輸出もなく、入金は日本の限られた口座から来るのみなので、経理業務は単純で、フィリピン人でも十分に対応できます。
つまり、日本人に関しては、「削るべき日本人をしっかり削り、残すべき日本人をきちんと残す。それは誰なのか」という議論と判断が非常に重要だということです。
2)アウトソーシング事業の水平展開性と垂直展開性
事業の水平展開性に関しては、スターバックスのようにどんどん店舗を増やせるような事業もあれば、和食レストランの「せりな」のように水平展開性がほとんどない事業との2種類があります。私が第1段階で進めようとしている業務は建築意匠図専門の作図業務であり、水平展開性がない後者にあたります。
この点については、私には妙案がなく、あきらめています。
マニュアルの整備、ソフトウェアの整備などで、若干の水平展開性を持たせることはできそうですが、「せりな」が「スターバックス」のように店舗数を拡大できるかというとそうはなりません。そもそも、私の場合、拡大する以前に、軌道に乗せるまでが非常に大変なので、いまから拡大の心配などしている場合ではありません(爆
ただ、たとえ水平展開性の無い業種であっても、事業には垂直展開性というものが残っています。
どういうことかというと、時がたつにつれ、手が離れてくるという現象が必ず起きます。
レストランでたとえれば、全部のソースの味見をしなくても、たまにチェックを入れれば合格点に達するときが必ず来るということです。私がしてきた仕事で言えば、最初の2年はまさに全部の図面を開けて、何から何までチェックし、毎晩帰るのが12時という日が続いたのに、3年も4年もたつと、ざっとチェックし、口頭で手直し指示をするだけで合格点が出せるようになりました。日中はやることが無く、暇に感じるときさえありました。
問題は、そのときに何をやるかということです。
もう1店出すのか、今の店を大きくするのか。これが水平展開性です。
それに対し、経験を生かした、別の何かを始めるのか。これが垂直展開性です。
私は、垂直に展開していきたいと考えています。
なぜなら、ひとつの事業に頼るというのは非常に危険であり、いくつかの小さな事業が並存したほうが変化に強いことと、そのころには私もいい年だろうから、さすがにきつい仕事はできなくなっているだろう、そして、垂直展開の方が面白い、という理由からです。
たとえば牛丼の吉野家は、牛丼店ばかりを作っているかというとそうではなくて、テイクアウト寿司の京樽、讃岐うどんのはなまるなど多くの子会社を持っていて、少子化や高齢化への変化に対応できるように準備を進めています。
またスターバックスは水平に激しく展開を続けたため、ブランドが希薄化し、マクドナルドの高級コーヒーの方が安くてうまいという話まで出てきています。
今のところは、フィリピンに拠点を作りたいと考えている中小企業のかわりに人を雇い、労務管理をし、業務に参画して軌道に乗せるという「立ち上げ屋」をやりたいと考えています。ただ、ニーズがあるのかなど、まったく未知の世界です。ほかには育てた人材を中東に送り出す派遣業もやることになるかもしれません。
どうなるかはわかりませんが、フィリピン人+コンピューターという武器を使って、できることを見つけていきたいという考えです。
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毎日ちょっとずつしか進まないAutoCADのプログラムですが、今日はひとつの山を越えました。

これは図面を新規作成するときの初期設定画面です。
1社の図面だけを書くのであれば、その会社のレイヤー、線種、文字スタイルなどを定数としてプログラミングすればよいので、非常に話は単純なのですが、どこの会社の仕事をやるかわからない、あるいはどこの会社でも使用できるようなプログラムにするには、汎用性を持たせる必要があります。
たとえば、通り芯ひとつでも、ある会社ではA11というレイヤー名の黄色の1点鎖線を使い、ある会社ではGRIDというレイヤー名の赤い2点鎖線を使います。さらに印刷させる太さも各社ごとに細かい設定があります。
このような会社ごとの設定というのは、1:レイヤー 2:線種 3:印刷テーブル(PlotStyle) 4:文字スタイル 5:寸法スタイル の5つがあり、それぞれが絡み合っているため、すべてをきちんと設定しないとエラーになります。
これらの環境に対応させるには、会社ごとにプログラムを書き換えると大変な手間がかかるので、各社ごとの設定ファイルを用意し、それを起動時に読み込む、という方法をとらなくてはなりません。
レイヤー設定を読み込むだけなら簡単なのですが、問題は、たとえば、通り芯を書くプログラムであれば、A社仕様で動かしているときはA11、B社仕様のときはGRIDというレイヤーに書くように、自動的に切り替わるようにしなくてはならないという点です。
さらに、文字の引き出しなどでも、会社によって60度の線で引き出したり45度の線で引き出したり、矢印が開いていたり、塗りつぶしだったり、まさにいろいろ。これらになるべくフレキシブルに対応させる必要があります。(下図)
建築図面は、非常に面倒くさいのです。

今日はこれらのルーチンが、一応できたので、ちょっとほっとしているところです。
そのほかに、私が考えた、便利機能の中に「レイヤージャンプ」というものがあります。
通常、AutoCADで現在層を変更するには、レイヤーのプルダウンリストからレイヤーを毎回選んでクリックするか、自分専用のマクロを作るしかありません。
プルダウンからレイヤーを選ぶのは、AutoCAD上級者には非常にかったるい作業です。
マクロを作る方法は、いつも同じレイヤーで作業するならよいのですが、新しいレイヤーを追加すると、もう対応できません。
なんとか、コマンドラインにレイヤー名を打ち込むだけでそのレイヤーが現在層になるようなコマンドはできないか。
たとえば”GRID”と打つだけで、GRIDというレイヤーが現在層になり、しかもどこの会社のどんなレイヤー名にも対応できるものはできないか。
最初はリアクターという機能を使ったのですが、どうしてもうまくいかない。リアクターというのは、何か特定のイベントが発生するたびに特定のプログラムを動かすという機能です。これを利用し、「AutoCADが知らないコマンドが打ち込まれたら、それがレイヤー名のひとつであるかどうかを調べ、そうであればそのレイヤーを現在層にする」という方法を試みたのですが、だめでした。
その後、3日間考えたり、調べたりしました。
そしたらできたんです。しかもかなり単純な話でした。
おまけ機能として、オブジェクトが選択されている状態で、”GRID”とレイヤー名を打ち込むとそのオブジェクトとのレイヤーが”GRID”になるようにしました。
いずれ公開したいと思っているのですが、いろいろ整備しなければならないこともあるので、まだ時間がかかりそうです。
どなたかAutoLISPに取り組んでいる方いましたら、メールをください。結構孤独なんですよ、、わからないことがあっても聞く人がいないので。
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元総理大臣の小泉純一郎、いろいろ言われている人物ですが、ああいう人物が会社にいたらよかったのに、と思うことがあります。
小泉氏が総理大臣であった期間中、私はずっとフィリピンにいました。
ほとんどニュースも見ないし新聞も読まないので、「刺客」という意味もわからなかったし、「靖国問題」とかも、何のことかまったく知らなかったし、興味もなかった。
あるとき一時帰国して、書店で平積みされているこの本を見つけ、購入したのが小泉純一郎に興味を持ったきっかけです。(もともと小泉氏の選挙区は私の実家の近くだったので、小さいころ、小泉氏が選挙カーで走り回っていたのは見たことがありましたが、別に興味もありませんでした)

この本は小泉発言をピックアップして、茶化しながら書いている本ですが、小泉氏の概要を知るには手っ取り早い本です。
次にこれを読みました。

この本、タイトルは過激ですが、かなりまじめな本で、「北朝鮮問題」「イラク問題」「靖国問題」について、取材にもとづく話を時系列で淡々と書いてあります。
首相がいろいろな局面で悶々と悩み、決断を下していく様子がよくわかりました。 本当によくもこれだけの問題に、独りでひるまずに対処していったものだと、単純に驚きを感じました。
小泉氏を一言で表すと、とにかく「強い」。
気も強いし、信念も強いし、ちょっとやそっとじゃブレない。おまけに病気もしない。
そして、在任期間中の高い支持率が示すように、人々は「強いリーダーを求めていた」ということです。
これは企業でも国民でも同じで、求められるリーダーというのは、「強いリーダー」であるということです。さらに「謙虚」であれば申し分ない。(ビジョナリーカンパニー2では、すぐれた経営者を「第5水準の経営者」と名づけ、その資質として、「強い意志」「謙虚である」という2点を挙げています。)
小泉氏が謙虚な人物なのかどうかわかかりませんが、安倍総理に交代してから、まったくメディアに出ないところなどを見ると、一応、謙虚な面もあるのかなと思います。
まだ手元に、小泉批判の本も含めて6冊ほど小泉関係の本があり、今も読んでいますが、何かを批判する本というのは読んでも面白くないですね。
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ビジネス、ビジネスと、なんだかうるさい。
僕はビジネスという言葉が大嫌い。
「何か儲かるビジネスはないか、あれが儲かるんじゃないか、こうれはいけるんじゃないか」とか言っている人がけっこういるけれど、そんな探し方をしていても、多分何も見つからない。
じゃあどういうのが成功するパターンか。僕は2つしかないと思う。
1つめが、他人を喜ばせたり、他人に儲けさせてあげること
2つめが、自分の専門からはずれないこと
他人を喜ばせたり、他人に儲けさせてあげること
利益は追いかけてもやってこない。
お客さんの満足した笑顔しか利益を持ってくるものはない。
だからお客に、いい思いをさせるにはどうしたらいいか、だけを考えていればいい。
今この客が、欲しているものは何なのか。本当にお客さんの立場にならなければ、これは見えてこない。
ここで問題だ。もしお客さんに
「いやあ、君のおかげで儲けさせてもらったよ。」
といわれたら、どうするか。次の機会には値上げをしてこっちの儲けを増やすだろう。
でもこれはだめだ。
さらに値下げして、さらに相手に儲けてもらう。
これがいい。
自分の専門からはずれないこと
どんな成功者にも、長い長い助走期間がある。
世間の人は、成功した人の、現在の成功した姿だけを見る。
助走期間にその人がどういうことをしていたかというのは見ないものだ。
逆に考えれば、今の専門を、とにかく5年くらい愚直に突き進んでみる。
惰性じゃだめだ。何かテーマを持って、突き進む。
あとになって振り返れば、これは立派な助走期間だ。
10年くらいひとつの業界にいれば、自分では「たいしたことない」と思っていても、ハタから見ればけっこう専門家だったりする。
助走なくして飛び立つことはできない。
あとは、起業家とか経営者がいろんなこといったり、本に書いたりしているけれど、この2点以外は枝葉末節のテクニックに過ぎないような気がしてきた。
注意しなければならないのが、合格体験記現象。
合格体験記現象というのは、有名大学を目指して四苦八苦していた人が、合格したとたんに、「合格体験記」を書く。すると、受験勉強していたときは、「はたしてこの勉強方法がいいのだろうか。間違っていないのだろうか」と悶々と悩んでいたくせに、合格した瞬間、やってきたすべてのことがよかったのだと思い込み、
「私はこうやって合格した。これはおすすめだ。」みたいなことを書く。
それと同じで、早起きして成功した人は、「早起きするべきだ」と書くし、何でもメモして成功した人は「何でもメモするべきだ」と言う。
だから結局、本は本。人の話は人の話。
いろいろなことをやってみて自分の経験から会得していくしかないんだろな。
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アラバン地区に移り住んで、2週間たちました。
本当に生活が快適で、脳みそが溶けそうです。
このままここにずっと住めればいいのに、と思います。
窓を開けると風がとおり、朝日が差し込み、鳥が鳴きます。
空は青く、草のにおいがする。
クラクションの音も聞こえない。
いままでのマカティの生活はなんだったのか。
マカティへは、用事で週に2回ほど行くのですが、その空気の汚さたるや、深刻なレベルまできていると思います。
町全体が灰色のスモッグで覆われています。昔の環八通りのようです。
コンドミの30階に住んでいようが、3階に住んでいようが、サンロレンツォだろうがベルエアーだろうが、すっぽりとドームのようにスモッグに覆われているので、状況は同じです。
パソコンのカバーをあけると、CPUのファンには黒い埃がびっしりとこびりつきます。
白じゃありません。黒です。空気清浄機を24時間稼動させていたのにこれです。
聞いた話ですが、オーストラリアに戻った子供の肺の調子が悪く、レントゲンを撮ったところ、医者に「この子はタバコを吸っていたのか?灰が黒い」といわれたそうです。
確かにマカティのコンドミやビレッジに住んでいる子供には喘息が多いように思います。
子供が通う幼稚園のなかには、いわゆる密室タイプの幼稚園というのがいくつかあります。庭がなく、ずっとエアコンの効いた部屋の中で遊ぶ幼稚園です。もう、悲惨です。子供の首を真綿で絞めるようなものです。教育方針もヘッタクレもありません。
高速道路をマカティへ向かって走るときは、「これからあそこに突入するのか」と憂鬱になります。
帰りは、ビクータンくらいまでくると、すでに空の色が青くなってくる。マカティだけは天気が違う。いつも曇り。
しかしあと10年は改善しないでしょう。
もうマカティには住めません。どんな高級コンドミでもこの空気の悪さは致命的です。
ボニファッショもすでにマカティ化が激しく進行しています。今でこそ多少は空気はきれいですが、あと4、5年でしょう。大量の住人が住み始めるので車が増えます。それに加え、建築工事の埃とで、窓を開け放しにできる環境はとても望めないと思います。
こういう事って、住んでいるとなかなか気がつかない。私もマカティには合計8年住みましたが、積極的にマカティから離れようとはぜんぜん思いませんでした。便利だし、コンドミもけっこう快適だったんです。
コンドミがちょっと高級だったり、家具がよかったり、お湯の出がよかったりすると、空気の悪さなんて忘れちゃうんですね。
そして交通渋滞。
これはキテます。特にサルセド。ビレッジ中が渋滞。
アラバンからマカティのパソンタモまで30分でいけたとしても、マカティ内での最後の2、3キロに30分かかる。
車を持てるようになった人が増えたせいか、シビックやらアルティスやらがやたらに多い。(という私も、歩ける距離を車で走ったりしていましたが。)
わけのわからない一方通行規制で、ほんのちょっとの距離なのにグルグルと大回りさせられる。
会社間の決済を、オンラインではなく、どんなに小額でも小切手でやっているため、銀行に行ったりきたりする回数が多いというのも渋滞の原因ではないかと思います。
僕はアラバン内ではもっぱら、ホンダの100ccです。いわゆるスーパーカブの100cc版です。
友人のKENちゃんに自慢したら、「Shuseiもすっかりアラバンボーイだねぇ」と馬鹿にされてしまいましたが、元原チャリ小僧だった私には、とってもフィットします。
ナショナルブックストアにボールペンを買いに行く。100ccでブーン。
ホームセンターにホースを買いに行く。100ccでブーン。
S&Rにイカを買いに行く。100ccでブーン。
駐車場にどんなに車が行列していようが、ブーンです。
このバイク、燃費のよさは驚異的です。100ペソで150キロ走れる。非常に経済的なので、マカティでもどんどん増えています。これからも指数的に増えていくとおもいます。
というわけで、まるでリタイアしてしまったかのような生活を繰り返していて、仕事はどうなっているんだ、という声が聞こえてきそうですが、まあ焦るなっつうの。
15年間も一生懸命働き続けてきたのですから、ちょっとはゆっくりさせてください。
戦いは突然始まりますから!

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先週、タガイタイへ行く道の途中でオーダーしたテーブルとベンチが完成しました。
私がパソコン仕事をするのに使います。

ところが。
あけてびっくり、テーブルの足の長さが右と左で4センチも違ってました。
誰が見ても斜め。。。
私「あちゃー、斜めだね。のこぎり持ってきた?」
家具屋「無いです。今買ってきます。ちょっとお金貸してください。残りの支払いから引きますから」
500ペソを渡すと、どこかにトラックで買いに行きました。
30分ぐらいして戻ってくると、私が指定した位置で足を切り始めました。
低くなってしまうので、子供用のパソコンテーブルにしました。
いやあ、、、おおらかです。
ていうか、家具屋が足の長さ4センチも間違えていいのかな?
彼らはイフガオ出身なので、仲間同士ではイフガオの言葉で話すんです。
なんか、いいですね。憎めません。
値段は
テーブル1個 6000ペソ
ベンチ1個 2000ペソ
なので、写真のセットで10000ペソです。
今回頼んだものは、テーブルが2個、ベンチが2個、昼寝用ベッド1個です。
さらに今日追加で、テーブルが2個、食卓テーブル1個、ベンチ2個頼みました。
テーブルだらけです。
あまり神経質な人は、頼まない方がいいと思います。
うちの場合、横でかみさんが、たくさん文句を言いたいのをぐっとこらえていました。。。。
僕はこういうのかなり好きです。
ベンチは安いし、けっこういいんじゃない?
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奥様たちの間で、ちょっと話題です。Happy Cream Puff

高速道路アラバン出口近くの、メトロポリスの中にあります。
1個たったの20ペソで、日本のシュークリームと同じ味です。
200ペソからデリバリーもしてくれます!
6個も食べてしまいました。。。
http://www.happycreampuff.com/
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先日、僕が辞めた会社のスタッフ10名くらいと、深夜までスターバックスで話したことをメルマガで書きました。
このときの会話で、私が大きな驚きを感じたことを書きます。
************
雑談の中の話の流れで、当然のことながら『Shuseiさんは会社を辞めてこれからどうするのか』という話になりました。
私は、いつも考えていることをそのまま話しました。
「まずはプログラム作るだろ。図面を書く会社を立ち上げるだろ。そんでまあまあ軌道に乗ったらマネジメントの会社をやりたいんだな。
君たちくらいのチームワークがあれば、どんな業種にも応用が利くから、図面だけじゃもったいないんだよ。」
・・・それからさ、お前らフィリピン人は、やっぱり海外に行きたいだろ。
だからさ、ある程度のレベルになったらスタッフを海外に送ってさ、また2年したらフィリピンに戻してさ、2年くらい働いてまた海外に送ってさ。
な、そうしたらけっこういいだろ。これぞライフタイム・サーキュレーションだぜ。オレは一生使い続けるんだ。わはは。」
私は自分のビジョンを語るのが大好きなので、勝手に思うままにしゃべっていました。
すると、その場にいた全員が話をやめて、こっちを向いているのに気づきました。
10人が10人、みんな真剣に話に耳に傾けていました。
「なんだよ、お前ら、どうしたの?」
「・・・すみません。みんな、今の話、すでに頭の中にイメージしてしまいました。今、考えが変わりました。」
「なに言ってんだアホ。夢だよ夢。おれはまだ会社も無いんだ。夢を言っているだけだよ。ワハハ。」
「わかっています。でも、全ては夢から始まるんです。」
************
この話の中でフィリピン人が私の発言のどの部分に注目したかというと、「ライフタイム・サーキュレーション」という部分です。
「家族を支えるためには海外に行かなければならない。しかし、ずっと行きっぱなしではさびしいので、たまには家族の顔を見にフィリピンに戻りたい。でもフィリピンに戻ると、その間は収入が無いので生活が苦しい。」
これは全ての出稼ぎフィリピン人が抱えているジレンマです。
そしてもうひとつ、フィリピン人というのは、限られた仲間と、ずーっとずーっとツルんで生きていくという傾向が非常に強い。日本人は、所属が変われば疎遠になりがちですが、フィリピン人は会社を辞めても生活する国が変わっても、とても強い結びつきを保ちながら生きていくんです。
だから、限られた数の、気心の知れた仲間と一生ともにに働き続けるというのは、フィリピン人にとってとてもマッチするんです。このメンタリティーは、多分中国人やインド人とは大きく異なるのではないでしょうか。だからこそ、私は本気でアウトソーシングをやるなら依然としてフィリピンが一番だと思うのです。(その後の調査で、『海外2年フィリピン1年のサーキュレーション』がほどよくいい感じである、というところまでわかりました)
そういう夢のような会社があったらいいな、とみんなが感じたからこそ「全ては夢から始まるんです。」という言葉が出てきたのだと思いました。
それにしても、この「全ては夢から始まる」という言葉、すごいとおもいませんか?
ビジネス書とか自己啓発の本を読めば必ず出てくるこのフレーズ。
ビジネス書を読んでいるとはとても思えないやつらが、さらりとこういうフレーズを口に出すことは、とても衝撃的です。
フィリピン人のほうが時として本質を掴んでいる、と感じるのはこういうときです。
他にも、会社で毎年スタッフに書かせるコメントも、非常に洞察力に優れていて、うならされることが多い。
こいつらはバカっぽいけど、決してバカじゃない。実に真剣に人生を見つめている。
僕は、今の日本には 『夢を摘みとる魔物』 が棲んでいると思います。
どこもかしこも窮屈で、身動きが取れない。
そんなところで夢を見ろという言う方が無理かもしれない。
だから、歴代のフィリピン赴任者は、みんな例外なくフィリピンに何度も遊びに来る。
日本の若者には、「夢を見る回路」を自ら断ち切って、ただただ会社に通って年をとっていく人がとても多い。
無気力・無感動・無意思。
日本全体に、「夢なんかみてないで、毎日働け」という雰囲気がただよっている。
特に東京。
一生懸命働いて、お金を貯めても、車とマンションしか使い道を思いつくことができない。
「全ては夢から始まる」
なんとも非科学的な言葉に聞こえるけれども、実はとても理にかなっている言葉だとおもいませんか。
ふだんから「ああなりたい」という夢を持っていると、おのずと、発する言葉や行動がそっちの方向へ向かっていく。
例えば、今の部署から移動したいとずっと思っていると、その思いは発言なり行動なりに必ず現れるから、やがては周りの人を動かして、いずれは異動になる。
例えば、ヨドバシカメラに売っているプレイステーションを買いたいと思ったとする。
なにか目標がある人なら、「今はこんなもので遊ぶ時間は無い。」と思い、買わずに踏みとどまる。
何も考えていない人は、プレイステーションを買って、何百時間という時間を浪費する。
毎日、毎日、いくつかの選択肢があって、その選択肢を、夢に向かって選んでいくのと、ただ漫然と選んでいくのとでは、数年で大きな差が出てきます。
夢のある人と話すのは楽しいですね。
それが日本人であってもフィリピン人であっても、常に何かを考えている人というのは、引き出しにいつも何かをしまっているから、叩けばポンポンとそれが出てくる。これは話していて面白いですね。
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