この国ではPLDTに対応するためにどの会社も専属の秘書を置いているんじゃないか、と思えるくらい、PLDTは雇用促進に役立っている。
会社に入れた、3000ペソのDSL、最初の月の請求書を見ると12000ペソとなっていた。
自分「なんじゃ、これ、なんで12000ペソもとられるの?」
秘書「8000ペソのプランにアップグレードされたようです。それの1ヵ月半分だそうです。」
自分「なんで勝手にアップグレードされちゃったの?戻すように言って!。」
秘書「以前、『アップグレードしてスピードが遅かった場合、もとに戻せるのか』と問い合わせをしたら、それをアップグレードの依頼と勘違いして、アップグレードしたようです。」
自分「・・・なんだかわかんないけど、3000に戻して。こんなウンコ回線に8000ペソなんて払えないから。」
秘書「戻すのには12000ペソ払った上に、さらに5000ペソかかるそうです。」
自分・・・唖然
その後、秘書とPLDTの担当者で何度も電話でやり取りしたが、話は平行線。
言った。言わない。言った。言わない
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もう1件。
自分の家の電話回線が、開通した翌日に、請求書が届き、それを見ると、1ヶ月前の分まで請求されている。
「なんでこれ、つながってもいないのに、請求書が来るの?」
こっちの方はPLDTの間違いということで、わりとすんなり解決。
しかし、回線を引くのに2ヶ月くらいかかった。
本当にPLDTというのはある意味、偉大な会社だ。
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DSLのいわれのないアップグレードの件で、さっき、PLDTのオフィスまで行ってきた。マカティオフィスではなく、ジュピターのトヨタの辺にある、廃墟のようなオフィスだった。
オフィスの奥に、デーンと構える、メタボ男がボス。
自分「ちょっと困ってるんだ、助けてくれ。」
メタボ「どうしました?」
自分「3000のプランを申し込んだんだけど、担当の人が勘違いしちゃったみたいで、8000のプランになっちゃったんだよ。元に戻すのも金がかかるとか言われて、困ってる。ナントカしてくれ。」
メタボ「あ、そう。おーい、リンちゃん、こっちへ来なさい。この人たちの申込書も持ってきて。」
リン「これです。」
その申込書を一目見るなり、
メタボ「あれ、アップグレードの申込書に、この人のサインが無いねぇ」
リン「だって、電話でこの人たちが依頼したんですもの。」
メタボ「いいかい、僕たちのポリシーでは、サインが無いものはだめなんだ。サインと、IDのコピー。これは必要だよ。」
リン「はい。」
メタボ「じゃあ、了解です。この請求書は変更できないのでとりあえず払っていただき、よく月以降に調整になります。」
自分「ダウングレードの5000もいらないね?」
メタボ「大丈夫いりません。」
(なんだ、意外にすんなりじゃねえか)
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解決。(っていうか、こんな当たり前のことに、何でこんなに疲れなきゃいけないの?)
10年前の俺なら、オフィスで怒鳴り散らしていただろうな。
でもこのへんは、10年もいて、本当に自分で上手になったと思う。
相手のボス級と話すときは、相手がどんな会社であろうと、絶対に丁寧に対応すること。
これは絶対の絶対の絶対の絶対。
もちろん、Sirをつけて呼ぶ。
最初に握手。
笑顔。
「なんとかしろ」と苦情を言うのではなく、「あなたの助けが要る」
担当者の逃げ道をふさがないよう、「きっといろいろあって混乱したんでしょ」とかばってやる。
苦情のレターも秘書に作らせて持って行ったけれど、それもかなり手を入れた。
相手の担当者の間違いをひたすら追求するような書き方は消させて、相手が抵抗無く読めるような内容にした。
逃げ道をふさぐな。
私が28歳のとき、ある事件を通して、このことを学びました。
加賀谷さん、元気ですか?
俺もいやらしい人間になったもんだ(爆
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PJ時間の集計は、どのようにされていますか。
以前、いろいろと探したのですが、なかなかいいものがありませんでした。
PJ時間集計プログラムを自前で作成しましたのでご紹介します。
目的は、誰が何のPJの何の部分に何時間かかったかを、リアルタイムで知ることです。
Visual Basic Excelで作成しました。

まず、朝出勤したら、この画面でINの記録をします。ID番号と暗証番号を打ち込むと、サーバーのファイルに記録されます。

これは各スタッフの日誌の画面です。
毎日のINとOUTの時間を読み込んで、働いた時間の部分だけ、オレンジ色のバーが現れます。
日報を書くときは、そのオレンジ色の部分をマウスでなぞります。

マウスでなぞると、マウスイベントが発生し、別の台帳からPJのリストを読み込んで、このようなダイアログが現れます。
実際にやった仕事を選んで、OKを押すと、オレンジ色のバーの下に、いま選んだ内容が記録されます。

これがPJの台帳と、集計を兼ねたファイルです。
新しい仕事が来るたびに、この台帳の項目を増やします。項目を増やすと、さっきのダイアログに反映されます。
第4レベルまで項目を設定できるので、例えば、
品川プロジェクトの、 オフィスビル棟の 平面詳細図の 3階
というように設定できます。あるいは
品川プロジェクト・オフィスビル棟の 平面詳細図の 3階の 訂正作業
というような設定方法でもOK。何でもかまいません。
現在までの全員の時間を知りたいときは、すべての日報を読み込んで、集計します。
この例では、Cユニットの平面詳細図に19.25時間かかっており、Jiroさんが16.5時間、Saburoさんが2.75時間かかっていることがわかります。
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実際に会社にいた時間とPJの集計時間との誤差が、理論上ゼロとなるので、正確な把握ができます。
通常、「このPJ何時間かかった?」とスタッフに口頭で聞いて、「8時間でできました」という答えが返ってきた場合、それは全く正確ではありません。
朝来て、パソコンが起動するまでの時間、チェック待ちでぶらぶらしている時間、お茶を入れてのんでいる時間、パソコンの調子が悪くて、調整している時間、リーダーから指示を受けている時間、なんだかんだと加えると、自分では8時間で終わらせたつもりが、実際は10時間くらいはかかっているものです。
しかしこのプログラムを使えば、朝来た時間から帰るまでの時間を、何らかのPJ(あるいは「手待ち」という項目もPJのひとつとして登録できます)に充てなければならないので、かなり正確にPJ時間を把握できます。
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これは以前いた会社で私が作成したものを、大幅に変更して、現在、私の会社で使っています。
会社にきたら、各スタッフが勝手にINの記録をし、勝手にPJの記録をしているので、手間が全くかかりません。
INとOUTに記録漏れがある場合は、秘書が専用のパスワードでIN-OUTを記入します。
IN-OUTの記録は2時間おきにバックアップをとっているので、改竄してもバレます。(まあ僕の前でそんな恐ろしいことをするスタッフに出会ったことはありませんが)
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もともと勤務時間プログラムを先に作り、上記のPJ集計の機能をあとから付加させたので、もちろん月間の勤務時間、残業時間などの集計、給与計算、SSS、TAX計算、ローンの天引き、有給休暇の取得状況などもできます。
これを使って小遣い稼ぎでもしようかと思ったのですが、専門ではない上、エラー処理などいろいろと難しい点もあり、時間も思うように取れないのであきらめました。
プロの方に、もっといいものを作っていただけたらなぁ、と思います。
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赤福、ミートホープ、そんなに悪いのか?
フィリピンに長く住んでいると、牛肉偽装程度の嘘はったりなんて、日常生活のそこらじゅうに氾濫しているので、これらの事件がすごくささいな出来事に思えてしまう。あれほどの大事件として扱われる日本は、やはり神経質な国で、平和な国なんだなぁと、つくづく思う。
一番面白いと思うのは、豚肉やいろんな肉を混ぜても誰も気づかないという点。
みんな普通に、安い、おいしい、と思って食べてたわけだ。しかも食中毒の被害も出ていないみたいだ。
それって、すごい技術ではないか!
中には牛肉0パーセントの牛ミンチもあったそうで、DNA鑑定をしてわかったそうだ。
DNA鑑定しなければわからないということは、それはほとんど牛肉といっていいんじゃないか(爆
本来捨てるはずの部位も、おそらく絶妙な割合で混ぜ込んだのだろう。
なんともエコロジーな会社ではないか。
大体、日本人は捨てなくてもいいものを、どんどん捨て過ぎなんだ。
赤福。
会長の方針は「三つ売るより一つ残すな」という方針だそうだ。すばらしいじゃないか。
売れ残りのアンコを冷凍して再利用するって、普通の感覚だと思う。
それを隠していたから、こんなに叩かれているのだろうが、じゃあ赤福の包装紙に「この赤福は売れ残りのアンコの再利用です」って書いて半額で売ったら買ってくれるか?
誰も買わない。日本人というのは、1日でも賞味期限の長い牛乳しか手に取らない人種だからだ。スーパーで最前列に置かれた、1日だけ賞味期限の短い牛乳は誰も手に取ってくれないので、廃棄せねばならないそうだ。
そもそも賞味期限が切れた食品って、そんなに危険なのか?
マニラには、日本の食材を扱う店が何件かあるが、普通に賞味期限を何ヶ月も過ぎたものが、普通に陳列されていて、普通にみんな買っている。もちろん、我が家も買って食べている。賞味期限なんて、ただの「参考値」。切れた瞬間に、とたんに腐り始めるわけではない。
そもそも、日本の賞味期限というのは、安全に安全を見越しているのか、厳しすぎる。
逆に、豆腐だけはマニラで買うと、すでに腐っていることがよくある。だから豆腐を食べるときは、一つ口に入れて、腐ってないか確認してから飲み込む。
腐っていたら、「あ、これダメだね」といって、全部捨てて、終わり。
僕がよく使う、ある店のお弁当も、いつもキャベツが腐っている。だからキャベツは口に入れて確認してから食べている。
そんな生活をしていると、日本の消費者が滑稽で、神経過敏に見える。
味の違いなんて自分ではちっともわからないくせに、商品に貼ったラベルを信じて「やっぱ牛コロッケはうまいねえ」なんていって食べているのだろう。なのに、いざラベルと中身が違うらしいとわかるとぎゃーぎゃー騒ぐ。(牛100%のコロッケを作って食べたことが無いので、牛100%の味なんて実は知らないのだ。)
いや、騒いでいるのはマスコミだけか?
一般の消費者は、実は、どうでもいいと思っているのかもしれない。
さっき京都のお袋とスカイプでこの話をしたら、お袋はこんなことを言っていた。
「ミートホープはえらいで。工場からゴミがでーへんそうや。ぜーんぶ入れてまいよる。だいたいやな、牛100%ってのは、おいしくないんや。豚とかいろんなのと混ぜた方がおいしいんや。こんな食糧難の時代なんやから、どんどん使わなあかん。」
「赤福かて、きちんと日本の冷蔵庫で保管しとるんやから、腐るわけあらへんやろ。捨てんの、もったいないやんか。ほんま日本は幸せな国やわ。赤福はサッカー場とかに寄付して、立派なのつくっとるんやで、えらい会社や。」
ミートホープも赤福も、僕は経営者の材料に対する、ある種の愛というか、強い思い入れを感じるなぁ。
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あまりにお金の減り方が速いので、夜中に急に怖くなり、むっくりと起きだして、1月から10月までの10ヶ月の間に、使ったお金を全部エクセルで書いてみた。
。げ。。。ほんとに使ってた。
生活関係で、10ヶ月で700万円以上使っていた。
家賃190万。中古車150万。学費70万。生活費が毎月30万として300万。
それに会社関係で投資額が430万円に達したので、1年もたたずに1千万円使った。
それでもスターバックスに行く俺。
雀荘にたとえれば、徹マンしようとお金を財布に入れて雀荘に持っていったが、最初の半ちゃんで持ち金がなくなってしまったような感じだ。でも余裕を見せようと、無理して食事かなんかを注文しているような感じかな。
自分で会社をやるには、現実問題として、1千万なんていうお金はあっという間ということがよくわかった。
売り上げは、たまたま依頼された仕事があって100万円ほど仕事をしたが、そのうち外注に払ったお金が半分。事務所経費で30万円。残り20万円。まだ仕事を請けるつもりが無かったのだが、経費が出たということでよしとしよう。(でも入金は2ヶ月以上も先。。世の中厳しいのね。)
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請けた仕事は人にやらせて、昼間はずっとプログラミングでノリノリ。
今日は建築関係の人には、とてもわかりやすいと思われるLGSを書くコマンドを作った。

よせばいいのに、詳細バージョンとシンプルバージョンを選べる。
ピッチは303と405の2種類で選ぶ。

LGSの2本線をあらかじめ引いておいて端点-端点-厚みの順でクリックすると、このようにLGSのブロックが挿入される。ミソは、幅によって50 65 75 90 100mm幅のLGSのうち、間隔に入る最大のものを勝手に選んでくれるという点と、最後の1個がクルリとこっちを向くという点。もちろん、最後のピースが最後から2番目のLGSとぶつかってしまうようなときは、最後から2番目のLGSを最後の位置に持ってきて、クルリと回す。
こういう軽鉄のマークを入れたり、躯体のハッチを入れるのって、作図するものにとってすごく楽しいんです。手間がかからない上に図面の密度が急に上がったような感じがするんですね。
複雑そうに見えるコマンドですが、実は非常に簡単で、200行程度。じっくり集中できるのであれば1日でできます。
私が作っているコマンドはすべて、どんな会社のレイヤーにも対応できるように工夫をしてあります。
SCVのレイヤー設定ファイルがあり、その中に『躯体は○○というレイヤー名で色は何色で印刷スタイルは何で線種は何』、という情報をすべて書き込んでおきます。実際のプログラムコードでは、レイヤー名ではなく、”躯体”というキーワードを使って書くので、会社が変わってもSCVのレイヤー設定ファイルさえ書き直せば、プログラムを書き直す必要がありません。
パンパンガにすむプログラマーとの連携も、最近は非常にうまくいっていて、かなりスピードアップしてきました。
1度しか顔をあわせたことが無いので、どんな顔をしているのか忘れてしまいました。でも毎日メールが来て、どんどん仕事を投げると、どんどん作ってきます。あいかわらずロジックセンスはいまいちですが、ものすいごいやる気を感じます。
彼のロジックがひどい、ということはわかったので、彼には下ごしらえだけをしてもらい、それに僕が付け加えるという方法で、ものすごくスピードが上がりました。
たまに、簡単なものは最後まで書かせるのですが、あまりにひどいときは自分で全部書き直し「あまりにひどかったので書き直した。これが最終形」と言って、最終形を返送します。すると、相手もそれをよく見て、次の成果品には、きちんと反映されているときもあります(いつもではないけれど)
メールだけでのやり取りで、こんなにうまくいくものなんだ、と驚いています。
『これを売ったら儲かるかなぁ』とか考えないこともありませんが、それよりもなによりも、楽しい。
実るかどうかもわからないことに、ひたすら情熱をかけていますが、まあ、たまにはこういうのもいいですね。
お金なんて、無くなったらまた働けばよい。
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正社員を雇うということは、たいへんなことです。
給料のほかに
13ヶ月ボーナス。
冬のボーナス。
退職金。
有給休暇。
社会保障。
全部足すと、1年間正社員を雇うには16ヶ月から17ヶ月分の給料が要ります。
こりゃあ、雇用者側の手がすくみます。
これら、月給以外の分を、普段の売り上げからためておかなければならないから、どうしても月給を抑えざるを得ない。
売り上げが、ある月に高かったとしても、ホイ臨時ボーナスだ!なんてバラ撒くわけにも行かない。仕事が無いときも、しっかり出て行きますから。
じゃあ、完全出来高制で、例えば、売り上げの50%を給料で払うかわりに、ベネフィット一切無し。
13ヶ月もなし。有給も退職金もSSSもなし。いわゆるフリーランスだけども、率がやたらに高い契約はどうか。
こっちの方が、経営側とすると、気が楽だ。みんないっぱい残業して、売り上げがどーんとあったときは、どーんとばら撒く。無ければ無いなり。恐怖の12月の到来のために、備蓄する必要がない。
従業員側からみたらどうか。
たくさん仕事が来て100時間くらい残業した場合、正社員だと数千ペソの残業代をもらって、税金を多く払って、それで終わり。
完全出来高制だと、そのまま倍くらいの収入になる。かなり高額の報酬を手に入れられる。
反面、正社員ではないので、一種の不安定さがつきまとう。
世の中がボーナスのシーズンでも、自分たちは蚊帳の外。
20000ペソの正社員と、30000ペソの契約社員というのはほぼ同じ年俸になると思うのだが、フィリピン人はどっちが好きなのかな。
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ちと、疲れた 2007 年 10 月 20 日
ちょっと疲れがたまってきた。
朝は9時か9時半くらいまでおきられない。
おきたらシャワーを浴びて、口におにぎりとかを入れて、コメダのコーヒーをわかす。
コーヒーを持って、下のオフィスへ行く。
1時まで仕事して、家で昼食。
2時半ごろオフィスに戻る。
7時半ごろ家で夕食。
その後もオフィスと家を行ったり来たり。
2時に寝る。
最近は、TRICKというドラマにはまり、1話だけ見たりする。
秘書とスタッフと運転手がいるので、雑用を全くしなくてよいので、すごくいい。
でもやらなければいけないこと、やりたいことがいっぱいある。
1日が30時間くらいあればいいのになぁ・
毎日湯船につかりたいなぁ。
コンビニのデザートが食べたいなぁ。
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僕が使い始めたプログラマーから2回目の請求がメールで来た。
おそるおそるファイルを開いた。
5600ペソ。
やった。
俺の意図が伝わった。
4つのプログラムを依頼し、たくさん指摘をして、10日くらいでやっと4つできた。
自分ならまあ3日くらいかな、と思っていたので、時間200ペソx10×3=6000ペソくらいが妥当だろう、と思っていた。
でも、何度も書き直しさせたので、ひょっとしたらかなりの金額を請求してくるのではないか、とずっと心配していた。
1週間を超えたところで、
「ええと、4つで何日くらいかかるかな?
急いでいないけど、請求がちょっと心配で。。
2日くらいだと最高。(2 days would be the best..)」
というメールを送った。
婉曲のwouldなんて使っちゃって、トーンを抑えまくり。
相手の返事は、
「心配しないで。調べている時間とか、直している時間はカウントしないから。」
とは返事が来たものの、具体的な数字は来なかった。
僕はずっと、考えていた。
もし、1万ペソとかだったら、もう高すぎて続けられないので、それは払うことにして最後にしようと決めていた。
だって、自分で作れば3日でできるもの。(ただ忙しすぎてその3日が確保できないのだが。。)
しかし、もし相手が本当に頭のいいやつなら、続けることのメリットを選んで、適切な金額を出してくる可能性もあるかもしれない。
こうやってプログラムをやっているだけで、勉強になるし、自宅で好きな時間に仕事ができるし、第一、無職の身分で自分の技術をこれほど見てもらえる機会などそうそう見つけることなどできない。
逆にもし、彼が典型的なP(フィリピン人の蔑称)なら、ここぞとばかりに吹っかけてくるだろう。
さあ、どう出るか。
と思った結果が、僕の想定より少し安い5600ペソだった!
安かったので嬉しかったのではなく、こういう骨のあるフィリピン人もいるんだな、大切にするべ。と思った。
彼はメールの文面から察するに、僕の依頼で仕事をするのが非常にやりがいがあると感じているような気がする。
僕が添削とかコメントを出すたびに、もの真剣にそれを理解する。
面白いのは、絶対に参考コードを丸写しせずに、全部形を変えて盛り込むのだ。
そして必ず、「これからもフィードバックを必ずくれ」、という。(他人のコードを読むのって、すげえ大変なんだけど。。)
新聞募集で、たまたま引っかかった彼ですが、すごく大切な付き合いになる確率が、今日で80%くらいになった感じ。
これですよね、フィリピンの醍醐味は。
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駐在員は、すげー儲かると思った。
この話題はある意味、タブーだと思う。
海外赴任、というか、飛ばされて驚いたのは、デデーンと給与明細に加わった海外手当てのでかさだ。
28歳の当時で、25万円くらい、毎月の給料のほかにくっついていたのである!
(なにこれ、こんなもらえんのかよ。。。)
ほんとにびっくりした。
同年代で海外に出たやつなんて、全くいなかったので、誰にもいえなかった。みんな、海外はけっこうもらえるらしい、とは知っているものの、具体的にどれくらいもらえるかなんて、誰も知らないのである。
僕は28歳で飛ばされたとき、貯金が40万円しかなかった。(これは貯金とは言わないか)
それが2年ジーっとフィリピンにいたら、500万円くらい貯まったのだ!
その後、海外駐在員はオイシすぎる、という議論が社内ででてきて、当然といえば当然なのだが、どんどん手当ては減らされ、10年たつと、10年前より少ない16万円程度になった。それでも16万円。すごい。
まあアフリカの僻地でダムや道路を作っているような人たちは、本当に苦労しますからこれくらいもらってもまだ足りないと思う。でもフィリピンのしかもマニラなんて、基本的になんの危険も無い。海外手当てなんて、なーんにもいらないはずなのだ。
海外はどの会社もコンドミ支給ですから、住宅費ゼロ。しかも、子供もいないのに、3LDKの高級コンドミとかに住んじゃって、何に使うんじゃーという感じです。(でも家族カーは自腹なので、みんなシビックかアルティス。)
しかも今のように物価は高くなかったので、買い物をするときに値段を気にする必要なんて無かった。
当時の上司は「俺、住宅ローン全部払っちゃったよ」なんてことまで言っていました。
まー会社の差こそあれ、駐在員はどこも基本的に金持ちです。
しかしここからが駐在員のイヤらしいところ。
まず、かならずみんな、金が無いフリをする。実にイヤらしいですねぇ。あるくせに。
駐在員が「うち、もうお金ないよー」と言った時の本当の意味は「これを使っちゃうと50万円貯金できるはずが40万円の貯金しかできないよー」という意味です。
自分の金を使うときはすっごいケチです。
それでも、身銭を切って、ちょっとでもスタッフやお手伝いさんに還元するならいい。
みんな使わないんだ、これが。
「あ、きみたち、今日は好きなもの食べていいよ。どんどん注文しなさい」
といっておいて、会社の経費。
(そのイクラ、俺が徹夜して書いた階段詳細図のカネだろがぁ、ごるぁああ)
と何度心の中で炎を燃やしたことか。
(経費を使いまくって飲み食いしていた当時の社長は若者から大顰蹙を買い、最後は孤独な状態で帰任したようです。)
部長格程度なら余裕で年収1500万はいきます。
そんなヤツが、運転手の給料の500円1000円の昇給を、上げすぎだの、甘やかすなだの言ってます。
深夜のタクシー手当てを30ペソから50ペソに値上げするのに、2年くらい話し合ったりします。
雲の上から、豆粒を眺めるような気分でしょう。
本当に人間というのはイヤらしい生き物だなぁと思いました。
サラリーマンで、巨大な責任を背負い込んで、苦労して苦労して出世するのは男として王道です。
僕もそうなりたかった。
が、物価の安い、人の行きたがらない外国(ニューヨークとかシンガポールとか物価のクソ高いところはだめです。東南アジアか中近東あたり)にポーンと出て、「いやだいやだ、帰りたい、最悪だ」とか言いながら、のうのうと5年くらいいる、これも実は勝ち組だったりします(爆
ま、そのためには図面でも企画書でもいいので、一発丸めてですね、客の頭に投げつけとけば、片道切符獲得です。
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メールをある方からいただいたおかげで、どうしてフィリピンに来たのか、思い出した!
ゼネコン設計部に入社3年目、28歳、本社から名古屋支店に計画転勤になった。
僕は、ある化粧品会社(メナー○化粧品)の工場を新築するプロジェクトを担当させてもらっていた。
プロジェクトは2年ほど続き、無事竣工。
オマケ工事として、中庭をもう少し感じ良くしたい、という要望があって、その案を作成して打ち合わせに臨んだ。
その打ち合わせの席で、相手の専務と打ち合わせをしていて、私が非常に失礼な態度を取ってしまい、そのペナルティでフィリピンに飛ばされたのだっ!そうに違いないっ!
打ち合わせの状況。
専務「この中庭の改装案をもってきたかね」
俺「はい、これです。」
専務「へえ。ああ、そうそう、埃が立つから、いまの芝生を全部コンクリートで固めてほしいんだよね。」
俺「は?コンクリートで固めちゃうんですか。」
専務「うん。そう。風が立つと、埃っぽくてさ。コンクリートだと、いいでしょ。」
俺(・・・こんなきれいに手入れされた中庭にコンクリートかよ。だったら自分で打てや。昨日の徹夜はなんだったんだ。)
と血管が音を立てて切れる。
もともとその専務とはどうしてもソリがあわず、いや入社3年坊と大手化粧品会社の専務がソリがあうもクソもないのだが、どうもあまり好きくない人だった。
気づくと、手元にあった中庭の図面を、俺は手で丸め始めていた。
クシャクシャクシャ。。と
それを横で見ていた工場長(同じ化粧品会社)、顔色を変える。
俺「わかりました、コンクリートっすね。コンクリート打ちます。」
いや、正確には「うちゃあいいんですね」くらいの言葉を言ったのかもしれない。
その直後、工場長に呼び出される
「ハヤシ君、 あれはまずいよ。君の気持ちもわかるけど、あれはまずい。謝ってきなさい。」
俺「はい。。。」
その後、トボトボと謝りに言ったが、「君なんか知らん!」と目もあわせてくれない。
そりゃ当然だ。
完全に怒らせた。
設計部でも大事件になる。
後日、設計の部長が謝罪に行く。
部長「あ、オッケーだったよ。」
俺「本当にすみませんでした。」
部長「ま、気にするなって。あ、しばらく行かないことだね。」
これが、林君、図面丸めちゃった事件。メ化粧品、出入り禁止事件。
その数ヵ月後、フィリピンの駐在所で、若いのを探しているという話が浮上し、そのころは「誰が行かされるんだろう!」と、若者はその話で持ちきり。
「別に行ってもいいけどな」と仲間内でしゃべっていた翌日、部長に呼ばれる。
部長「うーん、君に白羽の矢があたってね。来週からでも行ってほしいんだ。いいよね。」
俺「・・・」
話は尾ひれがつき、「おまえ、専務の前で、図面ビリビリ破いたんだって?」「おまえ、図面を相手に投げつけたんだって?」と、先輩たちにはさんざんいじくられた。
あれから13年。
今でもカミさんとこういう会話をする。
俺「なんで俺たちフィリピンにいるんだ?」
妻「そりゃあんた、丸めちゃったからねー。しょうがないわよね。」
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ブログで他人が成功している話とか、儲かっている話ほど、読んでいてつまらないものはありません(爆
失敗話とか、うまくいっていない話ってのは、けっこう面白いものです。
会社スタートして、投資額が昨日数えたら300万円以上いっていました。
内装工事もしていないし、大きなプリンターも一切買わずに、例のトナーレンタルをしているし、AutoCADもけっこう安く買えたので、当初考えていたより、全然安く上がっているようなつもりでいたのですが、ところがどっこい、300万。
細かい出費はつけてませんが、それもいれると350万くらいかな。
現金を当座預金にデポジットするときなんて、4センチとか5センチの厚さの札束が金庫から消えて、小切手に2、3回サインするだけで、さっきの4センチがなくなっちゃいます。それで買ったAutoCADなんて封も切ってません。
えいやー!っと目をつぶってサインしたりとか。
ま、投資ですから仕方なし。
仕方なし。
仕方なし。。。。
まー考えてみれば、日本でちょっとまともな車を新車で買えばすぐ350万だもんね。
それを考えれば、面白い買い物。
腐ってなくなるわけじゃなし。
どーってことないですよ。
どーってこと。
再びペソ高ですが、どうってことない。
どーってこと。
今年じゅうに大きな出費は終わらせて、来年からきっちり回収に向かいたいものです。
-500万は、ちょっといやだなぁ。それほど儲かる仕事じゃないから。。。。
聞いた話では、ある中堅エンジニアリング会社がフィリピンから撤退だそうで。なんでも、フィリピンでやるメリットなし、だとか。
人集まらん、集まってもやめちまう、ペソ高い、やってけねー・・・
全部、真実なので、聞いているだけでこっちまで気分が低下してきてしまうのですが、ここはいっちょ、自分を信じるしかない。
がんばりましょや。俺。
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