いままでの15年間、会社の中で、何かがおかしいと思いながら生きてきた。
僕はようやく、出会うべき人たちに出会ったのだろうか?
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AutoCADによる建築製図用AutoLISPプログラムSpeedDraftの全機能説明をアップしました。
トップページhttp://www.offshorecad.com.ph/
↓
SpeedDraftをクリック
約20個のツールバーがあり、それぞれをクリックすると約200個のコマンドそれぞれの概要が見られるようにしました。基本コマンド集なので、それほど見栄えのするものではありませんけど。
プログラムの配布の仕方が分からないので、まだダウンロードはできません。プロテクトのかけかたなどを研究してから、もし興味のある方がいたら配布したいと思います。
来月には平面図・平面詳細図用コマンド集を完成させるべく、鋭意製作中であります。
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アマゾンでAutoLISPの本を買ったのがちょうど1年ほど前。ここまで書くのに1年かかりました。
なんでこんなプログラムを書いているかというと、一言では語りつくせない、とーーーーっても長い理由があります。
私はずっとゼネコンのサラリーマンでしたが、フィリピンに派遣されて以来、退職する4年も前からずっと独立することを想定しながら働いていました。
独立するために必要なものは、なんといっても専門技術。(コネが必要だという人もいますが、独立前のコネなど1年2年たっちゃえば何の役にも立たない)
専門技術にもいくつかあって、図面のアウトソーシングの場合、1つ目に建築の知識・経験。2つめにフィリピン人をマネジメントする技術。 最後にもうひとつ、私がのどから手が出るほど欲しかったものが、「プログラムの技術」でした。
ゼネコン在籍時には、その会社でカスタマイズされたAutoCADをずっと使っていたので、その絶大な効果は身をもって体験していました。その効果とは、
1: 物理的なスピードアップ。
2: どのフィリピン人が書いてもレイヤーや寸法を間違わないようにするための標準化
3: フィリピン人に対する「最先端作図」のアピール
です。スピードアップや、標準化というのは製造現場と同じなのでよいとしても、3番目の「フィリピン人に対するアピール」という点は何かというと、こういうことです。
4年以上も前のこと、新入社員を10名集めて、導入研修を開始する初日、あるスタッフにこう命じました。
「おい、この小さい平面詳細図をコマンドを駆使して1分で書けるまで練習しろ。
そんで、新入社員全員の前で、プロジェクターでデモをやれ。お前なら出来るだろ。おもしれえぞ。」
スタッフは10人の新入社員の前で、小さな平面詳細図を通り芯から書き始めて、1分で書きました。
結果は思ったとおり。新入社員全員が、あまりのスピード作図に目を丸くし、全員、画面に釘付け。
「おう、どうだった、反応は?」
「いやあ、みんな、『どうやったら、あれが使えるようになるんだ』って、もうすごいですよ。」
「そうだろう。みんな初任給の低さなんて忘れちまっただろ。ガハハ」
フィリピン人は、最先端技術が大好き。他の会社よりも俺達は進んでいる、という誇りを持ちながら仕事をするのがすき。
彼らの会社を見る目は非常に冷静で、あまり野暮ったい、ダサい方法を使うと、離職率が高くなってしまうのです。
逆に、「ぜひ、これを習得したい」と思うと、安い給料でもしばらくは働いてくれるのです。
そして、そのフィリピン人たちのボスである日本人は、ダントツの技術を持たなければならない。
であるから、AutoCADのカスタマイズは独立する上での絶対条件の一つでした。
しかし、それには2つの大きすぎる難関が。
ひとつは、思ったとおりのプログラムをどうやって手に入れるんだ、という問題。
もうひとつはプログラムがあったとして、あの45万円もするAutoCADをどうやって台数をそろえるんだ、という問題。。
これは私の独立への道を長い長いあいだ阻んでおりました。
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いろいろ検討しました。
AutoCAD以外のソフト(インテリCADやJWCAD)を使うか。
販売されているカスタマイズソフトを買うか。
委託して作らせるか。
以前いた会社にお願いして、退職後もソフトウェアだけを使わせてもらうか。
使わせてもらったとして、高いAutoCADをどうやって買うか。
それとも、カスタマイズを一切せずに、「素」のAutoCADを使うか。
フィリピン人に会社を作らせて、海賊版を使わせるか。
実際に、始めて退職の意思を上司に伝えたときは、「退職後もプログラムを使わせて欲しい」とお願いをしました。反応は「無視」でした。
当時、AutoLISPは何も知らなかったので、インターネットで公開されているフリーのAutoLISPプログラムを試しに動かしてみたら、スムーズに動くことを確認しました。
「これはいけるかもしれない。あとはプロテクトされていないAutoLISPのプログラムさえあれば。。。」
しかし、そんなに都合の良いプログラムなど、所詮あるわけがありませんでした。退職前にAutoLISPのプログラマーを雇い、どこかのオフィスをこっそり借りてプログラミングをさせることも真剣に検討し、場所まで見つけました。しかし、やはり自分でできないものを、人にやらせてもうまく行かないような気がしたので、実現には至りませんでした。
「自分でできるものなのだろうか」という悪魔のささやきが頭のなかをよぎりました。以前、Visual Basicを独学した経験があったので、ひょっとしたら自分でも出来るのかもしれない、と思い始めました。
アマゾンで本を購入し、仕事の合間に1ヶ月くらいかけて読み、ためしに見よう見まねでプログラムを作ってみました。そこからAutoLISPにハマるまでは一直線。だんだん習得するにつれ、AutoLISPで何ができて何が出来ないか、ということがわかってきました。そして、97%くらいの機能はAutoLISPで可能であり、残り3%は独立には支障のない程度のものであることも確認しました。
「よし、これで辞められる。なんとかなる!」
もう、業務そっちのけでプログラムの勉強に没頭しました。1日中、楕円の接線の計算をしていた時期もありました。やはり、できるだけ多くの部分を完成させてから、安心して退職届を出したいと思いました。
そして予定通り、12月某日に退職届を提出しました。(プログラミングは予定通りには進んでいませんでしたが)
そこには衝動も特別なきっかけも何も無く、ただ予定の中のひとつの行事みたいなものでした。
図面屋が図面を書く前にプログラムを書くなんて、寿司屋が寿司屋を開く前に、米の品種改良から始めるようなもので、自分でも気の遠くなるような決断でした。「退職する」という決断よりも「自分でプログラムを書くのか、書かないのか」という決断の方が、実際には重い決断でした。
こうして、プログラム作業は1年以上たった今も続いているわけですが、今では、始めてみてよかったなとつくづく思います。
独立、というのは、本当に「独立」でなければならず、金銭的にも技術的にも基本的には独立していなければならない。その上でようやく経営の独立がある。「コレやコノ人に頼らなければ続けていけない」という「コレ」を絶対に作ってはいけない、と常々思っています。
そういう意味で、プログラムをとりあえず自分の味方につけたということは、私にとっては大変な自信につながるものでありました。
こんなに長々とプログラミングのことを書いているのは、自分と同じくらいの世代の人や、フィリピン人スタッフに対して、「自分に投資しろ」ということを言いたいからです。
ろくな努力もせずに、成功ばかりを求める人があまりに多い。
時間を消費活動ばかりに使っている人があまりに多い。
今のまま、ずーっとそこそこで暮らしたいのならまだいいのですが、僕は嫌です。
僕は成功したいし、たぶん成功すると思う。
死ぬ前に、「いい家族に囲まれたし、いい仕事にいろいろ挑戦できてよかった。」と思ってから死にたい。(あと60年先の話ですが)
ということです。
僕の作ったプログラム自体は、プロから見ればどーってことのないものばかりですから。
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建築の意匠図専用AutoCADコマンド。
RCの壁があり、その内側に、フカしコンクリート15mm、発泡ウレタン25mm、15mmクリア、LGS65mm、GW50mm、最後にボード22mmの線を書くコマンドです。
次々トリムしてくれます。
これがダイアログボックス。必要なものにチェックを入れて、寸法を書き込みます。

AutoLISPでもDCLというダイアログ専用の言語( )があるので、これをを使えば、こんなダイアログボックスもできます。
RCの壁面を次々にクリックします。

同時にトリムしてくれるので、楽。これは作図が楽しい。しかもレイヤーとか、線種とか、LTSCALEなんだっけ、とかあんまり考えなくていい。コマンド無しでこれを書くとしたら、トリムだらけで指先が疲れます。
クリックを数回するだけで、急に図面が濃くなるので、これこそカスタマイズコマンドの醍醐味といった感じです。
これはわりと簡単なプログラムなので、1日かからずにできました。
AutoLISPで300行。LT-Extenderを入れれば、AutoCADLTでも動きます。
どうも日本と仕事の連絡が取れないな、と思ったら、今日は日本は休日ですか。
僕は、日中にカミさんとスタバで休憩しました。土曜日も日曜日も昼も夜もない生活。ちょっとサボるくらいいいでしょう。
サラリーマンのときから、ずっと思い浮かべていた生活というのがあって、それは誰にも遠慮せずに真っ昼間にジムへ行ったり、昼寝をしたりすることです。来客とか電話が無いので、真っ昼間というのは、席を外して最も影響が少ない時間です。

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この国はボサーっとしてると、どんどん損します。
アホPLDTが頼んでもいないのに、DSLのアップグレードをしたので、レターを書いてコンプレインしたのが1ヶ月前。
今月の請求書が届き、一応、ダウングレードは完了し、一定額の返金があった。
しかし、勝手にアップグレードし、気づかずに使っていた25日間の約3800が返金されていない。
また追加のレターを書かせ、ついでにこの2ヶ月間でDSLがつながらなかった日付・時間の記録をレター化して、後で持って行かせることにした。3800ペソといえば1万円ですがな!あんなクソ会社に1円だって余分に払いたくない。
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しかももう1件、つながってもいないのに、電話代を請求されていた件がまだ解決しておらず、問い合わせたところ、「アプルーブされていない」とのこと。
つながっていないのに金取っといて、それを返金してもらうのに上司のアプルーブもクソもないだろが。
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エアコンは業者を変更し無事設置された。それでも最初の業者に4250ペソの頭金を払ってあったので、これは完全に無駄となった。しかも、あいつらが明けたスリーブの埋め戻しに、さらにいくらかの金がかかった。
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しかもこいつら、トイレのスリッパ(150ペソ)を持って帰りやがった。
こういう手癖の悪いフィリピン人はちょっと許せない。あまり自分の周りにそういうフィリピン人がいないものだから、かえって新鮮だ。
秘書に電話させると
「設置に来た4人のうち1名だけが社員で、他の3人はその社員が勝手に集めた日雇いです。だから知りません」
との答え。うぉーーーーー、キタァーーーーー。おそるべしP理論。静かな怒り爆発。
秘書にまたレターをかかせた。
「スリッパ返せ。フィリピン人のプライドは無いのか。かえさないならHITACHIに、この事態を報告し、なぜ君たちが認定されているのかを問う。」
こういう不愉快なことがあると、1日の調子が狂います。オーストラリアとか台湾はよかったなぁ。。。
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秘書なんて、どうせヒマなんだから、どんどんコンプレイン。
しかし、同じフィリピン人として、こういうのを彼女たちはどう思ってみているのでしょうか。
ただただ、淡々と言われるままにレターを書き、電話をかけたりしていますが、同じ国民として、恥ずかしいとか、、、、、、感じないよな。ここまで書いて、アホらしくなってきた。
「フィリピンは死んでもタイに追いつきません。」 http://shattcho.exblog.jp/
これを読んで、やっぱフィリピンはどうにもならないと思った。もちろん部分的に、自分の周りにもたくさん、きちんとした人はいますけどね。ちなみにこのブログは僕の一番のお気に入りです。
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一般図をもとにフィリピン人に詳細図を書かせる仕事であれば、あまり日本語の壁というものはない。。
すでに書かれている部屋名などをそのままコピーするだけなので、ほとんど日本語入力は無い。
ただ、問題は仕上表。
慣れていれば、同じ部屋名を探すくらいはできるが、非常に時間がかかる。
たとえば、矩計図の各部屋に仕上げを引き出し線で書く場合、天伏図でCHを仕上表から読み取るなど、できなくは無いが、ちょっとスピードが落ちる。
昨日、仕事の合間に1日かけて作ったのが、仕上ラベル自動作成プログラム。これは便利です。
通常横書きの仕上表を、1部屋1マスのラベル形式に作りかえてくれる。
使い方は、まず元の仕上表の部屋名、床下地、床仕上げ、などの項目ごとに、列幅を順番にクリックして、プログラムにそれぞれの位置を覚えさせる。
その後、別のプログラムで一気にラベル形式に吐き出す。
↓これが元の仕上表

↓これが自動生成された仕上ラベル

↓151部屋分のラベル。壮観です。

151部屋分の仕上表をラベル化するのに、最初の列幅を記憶させる部分から始めて1分か2分。
↓作ったラベルは、一般図の部屋の中に、こうやって貼り付けておく。はみ出しそうなら適当に縮小しちゃえば、あとはオペレーターが勝手にズームして見るから、それでかまわない。あくまで生データなので、体裁はどうでもよい。

こうすれば、矩計図を書くときもここから仕上げをコピーできるし、躯体レベル、仕上レベルのチェックも簡単。天伏図もここのCHを確認すればよい。
一番の利点は、いちいち僕が呼ばれないでも作業がどんどん進むこと。これはでかい。
難点は、ラベルの形式を自由に変えられない。属性とかを使わずに、単に線分とテキストをがんがん書いているだけなので、形を変えるにはプログラム内の座標を変えねばならない。それと、2段式の仕上表には対応していない。例えば上段に下地、下段に仕上げという書き方をしている場合には対応していないので、プログラムの改変が必要。
以前いた会社では、わざわざ日本語の読めるスタッフを雇って、このラベルつくりを一生懸命やらせていましたが、あれは時間と金とスペースの無駄。私はああいう繰り返し作業をマニュアルでやらせるのが大嫌いです。
また、頭のいい人というのは、もっと高度なことを考えて、情報を3次元化しようとしたり、なんだかんだと格好いいけれどややこしいことをいろいろ考えるのですが、一般庶民というのはシンプルな方法でなければ絶対使えない、という法則があります。
つまりこれくらいの半自動が一番いいのです。目で見えるものが全て。これがいい。
もうひとつの利点として、こういうルーティンを毎回作ると、フィリピン人もそういう考え方になります。
「この作業はプログラム化できないか」「この作業は、どうやったら早く、間違いなくできるか」ということを真剣に考え始めます。フィリピン人を効率よく働かせたかったら、年がら年中効率化の工夫をしていれば、やがてそういう風になります。
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初めてのPJが終了しました。
場所は関東某所、24階建て、超大手デベロッパーのオフィスとマンションの複合建築。
平面詳細図、矩計図、断面詳細図、展開、天伏、階段、防水・断熱・ガラス厚、建具キープラン、リスト、あとは一般図のメンテナンスなどを行いました。
一式でちょうど100枚、費用は130万円でした。
作業時間は1300時間ほどだったので、今のペソ相場を考えると170万円くらいもらわないと割に合わないのですが、今は我慢して、そのかわりペソが下がってもこのままのレートでやって行きたいと思います。(やはり日本のクライアントは”半額”でなければ、喜んで海外に出したがりません)
一式作図だと、もちろん規模にもよるのですが、不思議なことに、だいたい一発目の納品は100万円 140万円くらいになるようです。(全て、一般図をもらい、詳細図を一式書くという仕事で一般図自体は書きません)
おそらく、発注側の情報を出せる量に限界があって、一度に200万円も300万円も書かせるほどの情報を決めきれないのだと思います。
これで1ヶ月くらいすると、プラン変更、減額案、などいろいろ出てきてまた一式の変更を行いますが、それは別途料金で、大体100枚で30万円くらいになります。

これが当社のCAD室。9台のCPUがあります。CPUはDualCore、LCDは22インチワイド。このワイド液晶がすこぶるいい!ダブルモニターよりも22インチワイドのほうが使いやすいようです。
サーバーは別の部屋にあり、ネットワークでつないであります。
スタッフ用にDSL別回線を常時接続されているので、仕事が終わっても、自分の部屋のように使っています。(というか、オフィス用にひいた回線が遅くて使い物にならないので共用回線にし、代わりに自分は住宅用のDSLを引っ張って自分ひとりで使っています。これなら、こいつらがいくら使っても私には関係ないしね!)
温水シャワー、トイレ、キッチン、冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、冷水機、簡易ベッドもあります。泊まりたければ、泊まっていけと。
パソコン関係は、全てギルモアのPC-Optionで買いますが、トラブルは一度も無し。非常にいいです。
図面一式を請けて、まず最初に書く図面は”矩計図”。
こいつを書いてしまえば、建物全体が頭に入り、どこがあいまいなのかがよくわかります。
ところが、構造図一式がこの時点で存在する方が稀で、たいていの場合、構造図すらない。
決まっているのは「S造です」とか、「外壁はPCになると思います」、とかそういう感じの情報のみ。それでも何か書かなければいけないところに意匠図の難しさがあります。

その次は平面詳細図へ突入ですが、平面詳細図を書くにはこのような壁種別の色塗りが必要。10階建てのビルだと、この色塗りに丸1日以上かかります。
これはどうやってもフィリピン人には任せられません。なぜかというと、日本から来る資料が食い違い、間違いだらけ、古いものと新しいものがごっちゃごちゃ、かなりの部分を、経験で判断・整理しなければならないので、5年や6年日本で働いたとしてもどうにもなりません(オマケに全部手書きの日本語)。
これが終わってしまえば、もう作図一直線。この色塗りがしっかりしていると、もう、早い早い。
なので、たとえ色塗りに2日かかろうが3日かかろうが、あいまいなものでスタートさせるより結局は、時間をかけて色塗りしたほうが早く終わります。
あと、難しいのが建具リスト作成。建築の中でも建具リストの作成は経験10年以上じゃないときついといわれます。建具のナンバリングの流儀、材質、塗装、錠前、ヒンジ、法的規制などなど、慣れていないとなかなか一発で原稿を書けません。(私も慣れているとはいえませんが。。。)
しかしながら、ルールは割と明確なので、頭がよくて融通のきくフィリピン人になら教えられるのではないかとは思います。
来年に本格稼動いたします。ご興味のある方はメールをください。
info@offshorecad.com.ph
林 秀生
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正社員の給料。 2007 年 11 月 18 日
やっぱり正社員の給料というのは大変ですね。
フィリピンの給与に関する法律は、労働者を守るために13ヶ月ボーナスだ、給料の減額禁止だ、などいろいろあるわけですが、一見、労働者にとって都合のよい法律のように見えるけれども、これらの法律のおかげで、かなり雇用者側は萎縮するというか、手がすくむわけで、結局は労働者にとってあまりいいことは無いような気がします。この悪法のおかげで、結局は試用期間だけを繰り返したり、プロジェクト単位での雇用だけを続ける企業が非常に多くなってしまっています。
まあ、この法律自体、「雇用者は悪である」という性悪説を元に作られているみたいなので、仕方ないのですが。
今僕は、正社員をそろそろ、といっても来年早々ですが、雇おうと思っている段階で、正直言って、気持ちが萎縮しまくっています。
一番腹が立つのは、13ヶ月ボーナスです。
これははっきり言って、もらってうれしい、と思う社員は誰もいない。もらって当然、逆に、早く出せよ、くらいなもんです(笑
13ヶ月ボーナスだ冬のボーナスだ、なんだかんだと、全部、毎月の業務から発生しているわけで、そのほかに何の特別収入も無いわけです。だから、そのなかから毎月少しだけよけておいて、これらのボーナスのときに放出するだけの話なので、13ヶ月ボーナスの制度のおかげで年俸が増えることなどない。結局は渡し方が変わるだけで、同じことです。
なんてことを考えていたら、気分が悪くなりました。
しかし、自分もサラリーマンのときは同じようなことを言っていたわけで、立場が変わると感じることも変わるのだなぁと。
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選手交代。HITACHIが送り込んできたインストーラーたちです。
これがプロの仕事!昨日の写真と見比べると大違い!
壁に点々とついた穴は、バカ業者の工事の跡。
この人たちにやってもらったら、冷媒管も屋外機の電源コードも全て後ろに隠れました。
ドレーン管だけはどうしても抜く場所が無く、部屋側に露出となりましたが、仕方なし。
彼らは「室内機のコードも後ろに抜いて全く見えないようにする」と主張したのですが、コードをぶった切って、手でつなぐというので、「露出でもしいから、そのままでやって」とお願いしました。なのでちょっとコンセントのところにプラグが見えています。
3人で来たのですが、早い早い。3人がそれぞれやるべきことを理解しているので、3つの仕事が同時進行で動いていました。
2日前のバカ業者は4人組でしたが、そのうちの3人は臨時の手伝いらしく、終始ボケーっとしておりました。
これでほっとしました。
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もともと設置場所から間違ってる。
ここまででゲームオーバー。
選手交代で、別の業者にやらせることにしました。
室内機の位置を右にずらし、ドレーン管の距離を短くし、色は灰色のものに変え、壁にあけた穴をあけなおすためにはさらに3180ペソかかるという、見積もりを送ってきた。
設置業者は完了すると、メーカーからマージンが支払われるそうで、それを得るためにどうしても作業を完了させたいらしい。業者の社長らしき人間が電話をかけてきたが、「セカンドチャンスをくれ 」などというばかり。おまえ、そんなこといってる間に、見に来いよ。
優しい俺は何度か、このまま完了させてあげようかと思ったが、もうカミさんが完全に怒っちゃって、あえなくゲームオーバー。
昔、マニラの日本人学校を設計した久米設計の友人が、「いやフィリピンのクラフトマンシップは最悪だね。工事もそうだし、家具とかももう、全くなってないね。ひどすぎる」
と言っていました。
僕はフィリピンに家やコンドミを買うお金があっても、絶対に買いたくありません。
見えない部分での工事がメチャクチャだろうと予想されるから。
特にひどいのは電気関係、配管関係、水廻り、防水、水勾配、左官工事、塗装工事。。ほとんど全部ジャンか。
20年もたつと、もう廃墟です。
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スプリットタイプのエアコンの設置業者が今日設置に来たのですが、もうそのいい加減さ、バカさに気が狂いそうです。
まず室内機を設置するのに、もうプラスチックが割れるんじゃないかと思うくらいの手荒さで、バッカンバッカン。
しかも錆でまっ茶色に汚れた手で、新品のユニットにべたべた触って、フェルト状の吹出し口が早くも茶色。
「ノープロブレム、あとにクリーンアップしますから」といいつつ、汚れたボロ雑巾でごしごし拭きやがる。
屋外機を設置するためのアングルバーが、どこかから拾ってきたような、錆びだらけ溶接の跡がいっぱいついた中古。
室内機をふと見ると、左側の冷媒間取り出し口のプラを切り取ったくせに、右から冷媒管を出している。
ここでキレた。
日本語で怒鳴りまくってやった。
「おめーらなんなんだよ、キタネー手でべたべた汚しまくって、ガッツンガッツンやりやがって、おい、こら、なんだこれ。どっからこのアングル拾ってきたんだ?え、見積もりにアングルバー入ってるのは、まさかこれじゃねーだろうな。おい、こら、なんとか言え!それになんだ、こんなとこ穴あけやがって、右から出すのになんで左側のプラ切ってんだよ、おめーら、新品に交換するか?え?4万ペソも出して買ったんだぞ。新品だぞ。おめーら、何も考えてねーんだな。」
「アングルバーは買ってきます」
「あたりめーだろボケ。」
その数時間後。
室外機を取り付けたのを見て、唖然。
窓から見えない位置に据えればいいものを、わざわざバルコニーの天端にアングルをわたして、その上に室外機を乗っけていた。窓から広大な景色が見えていたのに、バカたちのせいで、今、見えるのは屋外機の背中。
なんで、バルコニーの中に置かねーんだ?????余裕で入るじゃねえか!
冷媒管は窓のど真ん中を垂れ下がっている。
屋外機用の電源ケーブルは室内を右から左へ横断し、外へ出て窓のど真ん中を垂れ下がり、屋外機へ。
いったいこのあとどうやってケーブル隠すんだ?
ヤツらは明日、仕事の続きをしにまた来るそうだが、クビにすることにした。
どう考えても、こいつらに普通に納める能力があるとは思えない。
その場その場の思いつきで、テキトーに自分たちが楽なように、自分たちの材料が損しないように、それ以外何も考えずにやってるだけ。
もう気分が悪くなってきた。設置代の半額、4250ペソがパー。それでもこのままグチャグチャにされて、ずっといやな気分を味わうよりもマシだ。
生まれ変わって、絶対にやりたくない職業・・・・フィリピンでの建築工事業者。
俺には無理。どう考えても無理。
たまに「フィリピン人は手先が器用」と言う日本人がいるが、僕はフィリピンに来て一度もそう思ったことが無い。
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