今日は、従業員に給料を渡して、仕事は無し。
さっぱりした気分です。
スタッフとスターバックスに行って高い朝食をとりました。
「とにかく、僕の会社に来てくれてありがとな。おれはお前らみたいにリスクを負うヤツが好きだ。
よくこんな会社に来たな。」
とお礼を言いました。
「これからも何人か雇うことになるだろうけど、最初のフロンティアーになってくれるやつのことは、絶対に忘れないよ。」
と伝えました。
そして、2時間くらい来年の戦略を話したり、意見を聞いたりしました。
;***
今年は激動の年でした。
来年も激しい年になります。
世界一の日本向け建築意匠図専門アウトソーシングカンパニーを作ります!
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家に誰もいないし、会社も休みなので、ゆっくりプログラムですよん
こういうのをひきこもりというのでしょうか。
この手の建具はかなり複雑です。
ドアがどちらがどちら側につくのか、断熱材がどちら側にあるか。仕上線があるのか、ないのか、あるなら両側にあるのか、片側にあるのか。
RC(欠き込みあり)なのか、ALC(欠き込み無し)なのか、で全部処理が変わってきます。
紫色の線が断熱材(発泡ウレタン)のつもりなのですが、開口にあわせてトリムし、端部の小口部分も作図させるようにしました。
CADオペレーターに「ALCは建具取り付けの欠き込みはできないよ」なんて教えても、ALCなんて見たことも無いのでわかりません。
たとえ、言葉で理解したとしても、作図の時になったらそんなこと忘れてしまうのが人間です。
そういう建築理論を、一つ一つ教えることは、苦労の割には効果が非常に低いので、最初のうちはほとんど教えません。
そういう理論よりもむしろ大事なのは、
「きちんと水平・垂直な線を引く」
「終わった訂正は、蛍光ペンでマークをする」
「チームのメンバーと確認しながら作図する」
「ファイルを上書き保存しない」
というような基本的なことではないかと思ってます。


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クリスマスなのに仕事しています。多分、徹夜です。
もうかれこれ数日間、食事はずっと山崎の弁当+SANGOのサラダ。
食べに行く時間が無いので、運転手に買いに行かせ、パソコンの前で食べています。
”のり弁スペシャル”ばかりを6食連続で食べてしまいました。
やっと今日で終わるな、とほっとしていたら、クライアントとの連絡ミスで、10日前に送ったはずだった31枚の原稿が、締め切りの今日になって、未着だったということが発覚。
そうでなくても、絶え間なく送られてくる原稿に少々うんざりしていたところでした。
一時は体中から力が抜け、呆然としました。
「クリスマスなので、なんともなりません。みんな田舎に帰ってしまいます」
「なんとかならぬか?」
「ふつうにやると1週間かかる量です」
「なんとかならぬか?お金で済むなら、なんとかたのむ。」
;*****
CAD室に行き、事情をスタッフに説明する。
「これこれこういうわけだ。俺はもう疲れた。31枚、しかもかなり真っ赤な原稿だ。これは俺たちには無理だ。」
「とにかく見せてください」とスタッフ。
「見せるけど、無理だよ。あと16時間しかない」
31枚の原稿を見せ、大まかに説明した。
ところが、そのスタッフは”できない”とはとうとう言わなかった。
今いるスタッフで、どうやったらできるかを考えているではないか。
どうやらやるつもりらしい。
「クライアントは時給500ペソを払ってもいいらしい。」
スタッフたちが、ニヤリ。
デリバリーの飯を食い、すぐにとりかかる。
フィリピン人5人が、いま付き合ってくれています。
;****
朝、4時、作業は終了。原稿は31枚でも、手をつけるファイルは80以上。
2名はすでに床で寝ている。
サーバーに80MBのファイルを送り込んでいる間に、残りの2名も床で寝てしまった。
現金を封筒に詰め、机において、自分も部屋に上がって寝た。
外ではすでにコケコッコーがうるさい。
;*****
僕は時々、不思議な気分になります。
こいつらは、なんでこんなにも仕事をするのか?
なんで休みの日も、夜中も、一生懸命仕事をしてくれるのか。
たいして多くのお金をはらっているわけでもない。
お金のためだけに働いているとは、到底思えないときが何度もある。
何かにチャレンジしたいのか。
俺のそばにいると、いつかそのうち、えらく面白いことが起きるのではないか、と思っているのか。
ただ、たんに居心地がいいのか?
お疲れ様でした>みんな、俺。
多分、為替がどうであれ、やらんといかんのだろうな。
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フィリピン人の質は確実に下がっている。
おそらくいままで一緒に働いたフィリピン人のうち、50%くらいはすでに海外に行ってしまった。
優秀なメイドさんの流出も、ものすごいペースだ。
何のスキルも無い人は、なかなか海外にいけないので、脱出してしまった人間は、一応スキルのある者がほとんどだ。
これがものハイペースで5年、6年続いているんだから、全体の知的労働者のレベルが下がらないわけが無い。
最近思うに、会社のリーダークラスは3万ペソ、4万ペソのバリバリで固め、下のほうは新卒の1万ペソをたくさん入れて、初歩からトレーニングしながら2年か3年くらいはおいしく頂く。
これが一番いいような気がする。
なんだかんだといって、リーダークラスはそんなに感嘆には辞めない。
すでに自分の給料が高いので、国内にはまず転職先は無い。
じゃあ海外に行って、下っ端からはじめるというわけにも行かない。
だったら、フィリピンで威張り散らしている方が面白いのだ。
15000 20000くらいで、ポジションに空きが無く、リーダーにもなれない人というのは、たいていやめていく。
というか。
あまりのペソ高でこんなことを考えるのも、非常にあほらしいですな。
0.36を割り込んできたら、沖縄で事業展開するかな。
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フィリピンには2大転職サイトがあって、それはJobsDBと、Job Street。
昨日、プログラマーを探すために、1か月分の会費(4800ペソだったかな)を払って、ログインしてみた。
1か月分の会費を払うと、「○○募集!」と広告をサイト上に載せることができ、20名までの履歴書を閲覧することができる。それで直接コンタクトをとればよい。
そのサイトのシステムのデキがすごいんだ、これが。
非常に細かい検索機能、レジュメ取り寄せ機能、広告を出す企業側は、どういう人が欲しいか、非常に細かい入力をすることができる。
あんなにグリグリ動くインターネットサイトを、日本ではあまり見たことが無い。
フィリピン人が作ったのだろうけど、やっぱりデキるやつはデキるんだな。
ためしにいろいろ検索しながら遊んでいたのだが、ふと、以前、在籍していた会社名で検索をかけようと思いついた。
キーワードに会社名を入れて、検索。
何十人もの人間が検索に引っかかった。
ポイントを消費すれば実名を見ることができるので、その中からかなりキャリアの高い1人を選んでレジュメを取り寄せてみた。もちろん、以前いた会社に”現在も勤めている”か、もしくは”勤めていたことのある人間”だ。
名前を見てびっくり。
現在、自分の会社にいる、たった一人のCADのスタッフの履歴書だった。これにはおもわず爆笑してしまった。
こいつ、ちんたら働いているように見えるけど、履歴書にかくと、けっこう見栄えするんだな。。。
(私の会社に入る前に、登録をしていたようで、アップデートが6ヶ月前だったので少しほっとした)
完全にインターネット媒体が主流になってきました。
新聞媒体をお金を払って読む人はだいぶ減っているようです。
こうやって、全国民が水面下で虎視眈々とキャリアアップを狙い、海外を狙い、移住をもくろんでいるような感じ。
マニラ新聞の記事によると、2025年には水質悪化で都市圏の水が不足するそうです。
でも、環境なんて関係ないんでしょうね。
みんな海外に逃げるつもりなんだから、町がどうだろうとあまり関係ない。
国民はあきらめているし、役人は私腹をせっせと肥やす。
本当に妙な国だ。
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フィリピンでは退職金を払う会社と払わない会社があるようです。
辞めていくやつに退職金払ったって、なんの意味も無い。
それに「そろそろ金が要るな。会社やめて退職金受け取るか」みたいに、退職金自体が会社をやめる動機になりえるので、退職金というのはあまり会社にとって意味が無い。
ところが、退職金が無いと、辞表を出した次の日に会社に来なくなる可能性があるんですね。
通常、30日前までに退職の連絡をして、退職の日まで在籍すれば退職金を受け取ることができます。しかし、30日以内に出稼ぎの要請が来たりして、30日間在籍することができずに、退職金をあきらめる人もいます。
ということは退職金は最後の1ヶ月を会社に居させるための手段なのでしょうか。
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Japan Rail Passというチケットを買いました。
これをずっと欲しかったのです。
なんと、1週間、JRに乗り放題で、28300円。
のぞみ以外の特急も全て乗れます。
年末に久々に帰省するので、カミさんのとあわせて2名分を買いました。
名古屋→京都→東京→名古屋→京都→名古屋というような移動をするので、かなり得です。
基本的に永住者しか買うことができず、日本国内では購入できません。
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ペソ高による人件費高騰。
為替差損。すごいです。52万ペソの入金予定が47万ペソになっちゃいました。
フィリピン人社員にはそんなもの、どこ吹く風?です。
13ヶ月ボーナスほちぃ。
有給休暇、めいっぱい、ほちぃ。
退職金もほちぃ。
冬のボーナスもほちぃ。
夏もほちぃ。
民間の医療保険もほちぃでちゅ。
え、ないんでちゅか?やだー。ドバイ行きまちゅ。
やばいぞ、従業員のために働くような感じだぞ。(実際に要求されたわけではありませんが、雰囲気としてこういう感じです。。)
パソコン揃えたり、オフィスを借りたり、プログラム作ったり、お客さんつかまえたり、深夜まで図面チェックしたりして、なにやってんだろ。
黒沢明の「7人の侍」の意味がわかったような気がする。
「結局勝ったのは農民だった」
農民、まじ、つええ。
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ペソ高、かなりキテいる。
しかし、最近、何も感じない。
この先1年は無給を覚悟しているので、あまり今のレートに関心がなくなってきたせいもある。
レートがどうであろうと、やろうとしていることをやめるつもりは無い、と覚悟を決めている。
1年後2年後、ペソが落ちたときに「じゃあ、フィリピンで立ち上げようか」と思ってもそこから立ち上がるのに2年かかる。
いま助走しておけば、2年後にフルスピードを出せる。
いよいよフィリピンをあきらめて撤退するところが増えれば、労働者が増えるからそれはこっちにとっては嬉しい。
外資系企業が撤退というニュースが流れれば流れるほど、労働者にとっては選択の幅が狭まるわけで、雇用側としては有利な材料になる。
海外に出ているやつらが、「仕送りしても目減りするからフィリピンに戻るべ」と考えてくれれば、なお嬉しい。
ここからは、どれだけこの熱い湯につかっていられるか、我慢比べですよ、みなさん。
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いつも同じスピード測定サイトでネットのスピードを測定する癖があるのですが、何日か前から急に速くなりました
PLDT 住宅用の3000ペソのプランで0.84MBps(以前は0.5くらい)
PLDT オフィス用の4000ペソのプランで0.39MBps(こっちはあいかわらずのスピード)
(http://www.musen-lan.com/speed/を使用)
何をどういじったのかしりませんが、これだけ出れば、贅沢は言いません。。
PLDTのDSL回線は、オフィス用と住宅用の値段が全然ちがう。
住宅用で3000ペソのプランはオフィス契約では14500ペソとなり、ちょっと勘弁してほしい値段になってしまう。
私のところでは住宅契約とオフィス契約を両方引いていて、僕のパソコンのみは住宅用の回線を使い、他のスタッフはオフィス契約の回線を全員で使っています。(もちろん、オフィスの上階に自分の家があり、そこでの契約なので、契約違反ではありません)
2回線使ってみると、これがまた非常によくて、どっちかが死んでいるときにデフォルトゲートウェイのIPアドレスを変更するだけで、すぐに回線が切り替わります。両方死んでしまうということは、めったになく、どちらかをかろうじて使えるので、これはフィリピンで仕事をするには必要だな、と思いました。(もちろん、両方使えないことも数ヶ月に1回ありそうです)
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フィリピン人の心の知能(EI)は高いと思うことがしばしばある。
自己防御に関しては、幼稚園児並みのフィリピン人であるが、働く仲間の感情を察したり分析する能力、また、上司を分析する能力は非常に高い。
自分のことを「イイコイイコ」してくれる上司だけを評価するかというと、とんでもない。自分に厳しいか甘いかにかかわらず、かなり公平かつ鋭い分析力を見せる。
この点では、日本人は到底かなわない。
これは何を意味しているかというと、
あなたが10人のフィリピン人の部下を「ボロクソ」に言っている瞬間、10人のフィリピン人の部下はあなたのことを「ボロボロクソクソけちょんけちょんのめった刺し」にしている可能性もあるということ。
あなたが1日に何分、喫煙コーナーで時間を無駄にしているのか、長電話で何分費やしているのか、無駄なメールにどれだけ時間をかけていて、他部署に対しどれくらいの発言力があり、どのスタッフにどういう助言や忠告を与え、それに対しそのスタッフがどう思ったか、過去の発言は全部覚えているし、どれくらい卓越した技術力があり、どれくらいの知識経験があり、どれだけトラブルシューティング能力があり、決断のスピードがどれくらいで、英語のボキャブラリーはどれくらいあって、家族をどれくらい大切にし、フィリピン人を本心ではどのように思っていて、お金についてどのような感覚をもっていて、夜はどれくらいの頻度で夜遊びしているのか、ぜーんぶぜーんぶお見通しという、ヒジョーに恐ろしい世界だ。
フィリピン人は、そういう高いEIをどこで身につけたのか?やはり大家族の生活の中でか?
感情を押し殺しながら組織の中でキッチリと働き、ついには自殺までしてしまう日本人とは、非常に対照的だ。
フィリピンでなにか事業をやるとき、ビジネスモデルのよしあしなんて実はどうでもよくって、自分自身がどれだけフィリピン人卓越したEIレベルに近づけるかで決まるような気がする。
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AutoCADの定番コマンド、建具を書くというコマンドができました。
(ついにここまで到達したかという感じ。。ちょっと安心。)


すでにたくさんのプログラムを作ったので、プログラムの中身は部分的に使い回しながら書くことができます。
ただ、こういったプログラムで一番難しいのは、「ユーザーがクリックしたのは右側だったのか、左側だったのか」「上側だったのか、下側だったのか」「一番外側にある線はどれか」といった”向き”に関することです。
ユーザーには最低限の入力だけをしてもらい、それでも直感的に思ったとおりの図形を書かせるには、プログラム内部で、配列を並べ替えたり、X座標やY座標を比べたり、ごちゃごちゃと下ごしらえをやらないといけません。
そこに角度も加わってくるので、うまくやらないとどっちがどっちだかわけがわからなくなります。
久々に大型で、600行のプログラムでした。
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しかし、このAutoLISPというプログラム、本当に忠実で、思ったとおりの動きをします。Visuakl Basicのような面倒くささもないし、モッサリ感もなく、英語で手紙を書くよりずっと簡単に思ったとおりのことを表現できます。
AutoLISPはアメリカでは依然としてよく使われているようで、多くの情報がネットで公開されています。日本では残念ながら非常にマイナーで、一部のマニアしか使わないようです。
専門学校やCADスクールでもこういうものはどんどん教えてほしいと思います。僕ももっと早くやればよかったと思います。
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AutoCADで平面詳細図を壁符号と一緒に書くプログラムを作りました。
複雑になるかと思いましたが、単純でフレキシブルなものにしました。
1: 壁種別をテキストファイルに書きます
最初の文字が壁符号。壁符号は自由です。好き勝手につけてよい。
続いて、LGSの厚みを書き、続いてボードの厚みを指定していきます。
ボードは何枚でも可。LGSがない場合(21+21+21のような場合)はLGSを0としておけばOK。
ファイルは.pttで保存します。

2: AutoCADに行き、コマンドを起動すると、設定ファイルを読むように促されるので、上記で作った設定ファイルを指定します。読み込むのは最初の1回だけですが、図面を閉じると読み込んだ内容が消えてしまうので、改良が必要。

3: 実際に壁を書くときは、設定した壁符号を直接キーボードから打ち込みます。ここがミソ。
例えば、”LP-22”という壁を書きたいのなら、コマンドラインにLP-22と打ち込む。
あとは線分を指定して、どっち側に壁を作るかをクリックすると、LGSの片側・ボード・壁記号を自動で書きます。
最後の線だけは仕上げのレイヤーで書かれます。
作図者は毎日同じような図面を書くので、よく使う壁符号は暗記してしまいます。なので、コマンドから直接打ち込む方が早いのです。
LGSは芯振り分けを前提としているので、偏芯している場合は書いた後で動かします。

こういう半自動作図をすることにより、”壁符号と実際の壁が違う” というエラーがほとんどなくなります。
エラーというのは出てからでは見つけるのが非常に難しいので、まずはエラーを出さない方法を構築せねばなりません。製造業界では6σ(シックスシグマ)という言葉があるそうですが、せめて3シグマくらいにはしたいものです。
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●「第5水準の経営者」というのは、ビジョナリーカンパニーの言葉だ。
つまり、普通に「すげえ」、というだけではなく、謙虚な人間じゃないとダメだよ、ということを言っている。
どこかのページから引用させていただくと、
第1水準:有能な個人
才能、知識、スキル、勤勉さによって生産的な仕事をする。
第2水準:組織に寄与する個人
組織目標の達成のために自分の能力を発揮し、組織の中で他の人たちとうまく協力する。
第3水準:有能な管理者
人と資源を組織化し、決められた目標を効率的に効果的に追求する。
第4水準:有能な経営者
明確で説得力のあるビジョンへの支持と、ビジョンの実現に向けた努力を生み出し、これまでより高い水準の業績を達成するように組織に刺激を与える。
第5水準:第5水準の経営者
個人としての謙虚さと職業人としてのとことんやり抜く野心の強さという矛盾した性格の組み合わせによって、偉大さを持続できる企業を作り上げる。
●ここまでがビジョナリーカンパニーでいう「第5水準の経営者」だ。
この先に「第6水準の経営者」というものが存在する。「第6水準の経営者」とは、相手を第5水準にまでもっていくことのできる人のことで、僕が今考えたものだ。
それは会社の創業者のような偉い人かもしれないし、近所のタバコ屋のおばあちゃんかもしれない。
●フィリピン人のリーダーはうまく育てれば、非常にうまく人を使い、たいへんな組織力を発揮するのであるが、ほうっておくと坂道を転げ落ちるように水準が下がっていく。
一番顕著な例が、「威張りだす」「権力を振りかざし始める」
10人のフィリピン人のリーダーがいれば、9人はこの道をたどる。たとえ一時期は良きリーダーであったとしてもだ。
例えば、ある特定の部下にだけいい仕事を渡し、ある部下にはあまり挑戦的な仕事をさせないようなリーダー。これは、失敗して自分がボスから怒られたくないから、いつも安全コースだけを選ぶことから起きる。
また、すぐにボスに言いつけたり、規則や警告書をちらつかせるリーダー。核爆弾を持って、言うことを聞かないと落とすぞ!というのと同じだ。
●リーダーの舵取りは非常に難しい。
大きな船の舵を切るごとく、少し力を入れただけではすぐには動かない。
その瞬間、どっちの方向へ向いているのかわからないけれども、軌跡を見て初めて「あれ、まがってんじゃん」と気づくこともある。
かといって、すぐに方向を変えられるわけでもない。
フィリピンでの経営の難しさは、人を使うことの難しさだ。
日本で普通に仕事をしていた人が、いきなりフィリピンに飛ばされて、何十人もの人間の面倒を見なければならない羽目になる。
第3水準くらいだった「フツーに優秀だった人」が、いきなり第6水準を求められる。
それでも赴任前に、「あなたは今日から第6水準になってくださいね」と言われて、それがどういうものかを誰かに説明してもらえるならまだいい。多くの人は、自分が第6水準にならなければいけないんだ、ということに気づくことすらできずに数年間を過ごす。中には、「失敗した」ことも気づかずに幸せな帰国を迎える人もいる。
●フィリピン人は、技術には鈍感だが、職場の人間関係にはヒジョーに敏感。逆に、日本人は技術には敏感だが、「人間」というものに非常に鈍感。この差が、いろいろなドラマを生んでいるわけですね。
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