線分間隔をチェックするAutoLISP
2008 年 8 月 31 日

 AutoLISPの最近のお気に入りに、「線分間隔をチェックする」というものがあります。

今までは、線分長さをチェックして、1000.000003というような線分を検出したり、デルタXが0.00001というような微妙にナナメっちゃった線分を検出するコマンドはあったのですが、2本以上の線分の間隔をチェックするコマンドはなかった。

今度のコマンドは、任意の線分を選択し、そのお互いの距離が1000.000002のようになっていると、線分が赤くなる、というコマンド。

20本選択して、全ての間隔が精度OKなら、一本も赤くならない。

20本選択した中に、1本だけヘンな位置にあると、20本全てが赤くなります。(全ての線分間隔を総あたりでチェックしているため)

コマンドを繰り返すことにより、20本を10本、5本とエリアを絞り込んでいって、問題の線分を突き止めることができます。

精度の悪い一般図を受領して、それを利用しながら平面詳細図を書いたりすると、100%、精度の悪い図面が出来上がります。

そういうときは、一般図を一旦、データ精度を小数点2桁、ときには1桁でDXFOUTし、精度を調整してから利用するのがパターンです。

ところが、これがうまくいかなかったり、忘れたりして、精度の悪いまま作図してしまうと、もう、矯正がたいへん。

1枚の平面詳細図の精度調整に、数時間かかってしまう。

しかも、線分間隔というのは、図面上のあらゆる線分の間隔を、手でひとつひとつ調べるわけにいかないので、こういうコマンドがない限り、チェックする方法がない。

CADオペレーターの技術が未熟だと、そういう曲がった線分、ヘンな位置の線分が、必ず入り込みます。

だいたい、精度のよい線を引けるようになるまで、1年はかかります。

枚数でいうと、200枚くらい。

曲がった線をたくさんひいちゃうオペレーターを負傷兵と呼んでいます。

手当てするのに健康なオペレーターが2名必要になるので、とても苦労します。

 

 

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いったい世の中には
2008 年 8 月 29 日

いったい世の中にはどれだけの楽しいことがあって

自分はそのうちどれだけ知っているのかね。

 

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プロジェクターがカルトをつくる。
2008 年 8 月 27 日

 1年半前に会社を退職。半年ほど、ゴロゴロし、ちょうど今から12ヶ月前に40平米の小さなオフィスを借りた。

その1ヵ月後に、40平米をもうひとつ借りて2つのユニットになった。

さらにその5ヵ月後にさらに40平米を借りて3つのユニットになった。

しかし、このワンルームマンション付け足し作戦も限界。

17人が3つの部屋でバラバラなんて、本来ありえない。

面積効率も悪いし、電気代も高い。

でもスタート・アップにはこれしか方法がない。

でも、もうそろそろ、ひとつのスペースを借りなくてはならない時期だ。

そうでなければ、せっかくつくった雰囲気が維持できない。

 教育、指示が徹底できない。

あぁ、ひとつのオフィスに移ることがきたら、どんなにいいことだろう。

僕の仕事のスタイルは、「とにかくその場で解決」

スタッフが僕のところに質問に来るのではなく、スタッフが手を上げて僕がそっちに行く。

モニターを見ながらその場で解決。ついでにその辺にいるやつらをいじくって遊ぶ。

いったん誰かに呼ばれると、ついでにあっちからもこっちからも呼ばれて、30分くらい席に戻ってこれなかったりする。

でもこれが現場での本来の姿だ。

ひとつの場所にいて、コミュニケーション不足なんて、ありえないはずなんだ。

そして何よりも、液晶プロジェクターを使った、全員ミーティング

これをどうしてもやりたい。

週に2回はやりたい

全員に伝えなくてはならないこと、ありまくり。

もう、今でも、耳を手でふさいでおかないと、脳みそからこぼれて出てくるくらい、伝えなければいけないことがたくさんある。

図面の間違いを、普段からメモしておいて、週に1回、プロジェクターで全員に「こういうのはだめだぞ」と説明する。

新しくできたAutoLISPコマンドの使い方を説明する。(とにかく開発のスピードが速いので、どんどんプログラムが追加されていく)

新しいプロジェクトの概要を全員に説明する。

月に1回、スタッフ持ち回りで何かをプレゼンテーションする。

プロジェクターって、すごい大発明だとおもう。

時間の短縮。理解度の倍増。一体感の増大。

できればオフィスじゅうに、3機くらい、あちこちに常設したいくらいだ。

そしてフィリピンの場合、プロジェクター使用の最大のメリットは、離職者がいなくなるということ。

離職者が「減る」のではなく、「ゼロ」になる。

プロジェクターを使うということは、何かを教えると言うこと。しかもそれがビジュアルであるということ。

教え続ければ、誰も辞めない。

誰も辞めさせたくなければ、教え続ける。

教えて、教えて、教え続ける。

100人の社員がいたら100人とも、面接時にこう言うはず

「この会社は継続的な勉強会があるのでとてもいい。もっとたくさん学びたい。この会社が好きだ。」

そのあとに何があるか。

それはカルト。

 

 

 

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仕事をしていて一番難しいと感じる点。
2008 年 8 月 26 日

日曜日は一人で28枚の図面の訂正をした

マンションの展開図を書くにははやっぱり経験3年は必要かな

梁型や建具の高さが、こっちの断面と立面とでちがうなんて序の口

引違い違いのアルミサッシの立面ひとつとっても、とっても難しい。どの線がどの線なのか、多分うちの社員は全員わかってない。

でも、そういうのって、そんなに頭にこない。

実際に難しいもん。

それよりもっと基本的なことができてない。

引き出し線の向きは、左から右に向かって引き出すのが日本の慣習

だって字は左から書くのだから

それを全部左へ引き出したり、ひどいのだと右に出したのを、隣の立面図では左(ミラーをかけて複写)

その隣では右、というように、ばらばらにやる。

これって日本人が最も嫌う書き方だ。

しかも、ひとつの部屋の展開図が4面あると、4つの立面に同じ書き込みを4回繰り返しちゃう。

うざいっちゅうの。

こういうのも、全部、ルール化して説明しなければならないのです。

引き出し線は右ですよ。

ひとつの部屋にはひとつ書けばいいですよ。と。

 

こういうことにこだわる日本人って、なんなんでしょうね。

引き出し線の方向が右だろうが左だろうが、同じことを4回書こうが、図面の内容は同じなんです。

でも、気持ち悪い。僕も気持ち悪いし、相手も気持ち悪い。

日本で育つと、そういうのが許せない、という感覚が、自然に体に刷り込まれる。

日本独特の”気遣い”というやつなのだろうか。

もらった相手が、図面を見やすいように、みんなお互いに”気遣って”あげているのかもしれません。

本当に不思議。

日本人の持つ共通の美的感覚。

電車の床に座り込んでいるやつらも

バイクで暴走しているやつらも

多分、こういう美的感覚だけは持ちあわせているのだろうと思うと、かなり笑える。

 

こういうのが行き過ぎると、ストレス、うつ病、自殺につながっていくわけですが、かといって、こういう部分を捨てたらもう日本人じゃない。

他国の人から見たら”意味ねーじゃん”と思われる文化をたいせつにしたいと思うわけです

だから今日もスタッフをシバきます。

「だから引き出し線は右だっつってんだろ、何度言わせりゃわかるんじゃい

てめーら、4人でうだうだ土曜日に残業しながらやった仕事、俺様が全部日曜日に直したんじゃ

マニュアルもう一回読んどけ、このスットコドッコイ!」

 

 

 

 

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なんだかなぁ。
2008 年 8 月 21 日

はぁ・

フィリピン人っていいよなぁ

いつでもすきな時に

「ハーフデイ!」

「高血圧で休み!」

「子供が病気で休み!」

ってさ。

下っ端ならいいけど、リーダーが休むと、俺が臨時リーダー

入社3ヶ月の子達に説明して、仕事の分配して

リーダーが来たころには、「手配完了。キミ、なにしにきたの?」

 

図面もさぁ

やっぱ意匠図って難しいよな。

建具キープランってのがあってさぁ

ドアとか窓にはひとつひとつ番号があって、

そいつを平面図の中に、ハンコみたいにポツポツとおいていくんだけど

こいつが難しいんだ

新人のデキの悪い子には、これくらいしかやらせられないんだけど

これがまた難しい。

ほら、日本人は、何でもそろってなきゃダメだろ。

マークがずれてるなんてご法度

建物の線と重ならないように置かなきゃいけないだろ

引き出し線の角度とか、もちろん揃ってないといかんだろ

外部の建具は。なるべく外部に書いたほうがきれいだろ

んでもって、防火区画にある扉は2重丸にしなきゃいかんだろ

上下の階で、同じプランなら記号も同じ位置にないと、かっこわるいだろ

けっこう、隠れたルールがいっぱいあるのよ。

だから、4つのフロアを2人で手分けなんかされちゃうと、夜中に全部書き直しだね

いやぁ、この国の人には、なかなか難しいっす。

建具キープランだけでも、2時間はしゃべれるな。

 ただの電子データを、金にするって、大変っす。

 

 

 

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ルールがツールを凌駕する。
2008 年 8 月 15 日

2次元CADという、とてつもなくローテクの世界なのだが、最近感じるのは

ルールがツールを超えるということ

3次元CADに何億という金をつぎこんで、すばらしいプログラムやシステムを構築するのもいいけれど

その20%の予算でいいから、きちんと2次元で不整合のない図面を書くこと

これができる会社は強い

2次元でダラダラに書いていた会社が、3次元に突っ走っても、やっぱりダラダラやるだけなので、

いつまでたっても収拾がつかない。

どんどん流れる時間と金。疲弊する社員。

必要なのは作図ルール

熟知した、ほんの数人の社員が、何百という作図ルール、作図用ブロックを、1年掛けてでもつくればいい。

どの会社もやっていない。ある1社を除いては。

最新鋭のソフトウェアもカスタマイズも、おまけでしかない。

あー俺たちも、まだ始まったばかりだ。

どんどん環境をつくって、「地味だけど精度が高いOffshoreCAD」 と言われるようになりたい。

 

 

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欠勤多いよなぁ。フィリピン人。
2008 年 8 月 14 日

欠勤率、高いよなぁ

国際的に見て、こんなもんかね

彼らが権利だ何だ

家族だ何だと休むのは結構だけど

多めに雇っておかなきゃいけないから

給料の取り分が減って

結局自分が損する

出てくる財布は一つだから。

だから有給だけはあまりあげたくないんだわ。

それでも給料日がくりゃ、払うもんは、払わなきゃいかんから

目の前の仕事をとめるわけにはいかん。

さーて本日も、仕事、仕事。残業、残業。請求書、請求書。

 

 

 

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お金を貸してといわれたら。
2008 年 8 月 13 日

”従業員にお金を貸す” ”遅刻について” この二つの議論は、常に日本人の世論を二分する。

今日はあるプロベ社員が秘書を通して私に言ってきた

「母が脳卒中で麻痺状態です。24時間以内に49000ペソ払わないと、全ての手当てをストップしなければならない。25000ペソ貸してくれないか。」

(このように言われて、貸さないわけにいかねーだろ。)

病院に、本当ににそういう患者がいるかどうか確認。(振り込め詐欺がないともかぎらない)

社員の緊急ローンは、長い年月の間にもうフォーマット化されてます。

返済額を調整してお金を貸しました。

基本は給料日ごとに支払い。13ヶ月ボーナスやその他のボーナスが出る月は、ほぼ目いっぱいを返済に充てさせる。

私は必ず、「個人対個人」で貸す。「会社」で貸すと、全員にいつでも貸してくれると思われるのと、条件がなんだ、エマージェンシーの定義はなんだ、とめんどくさい。また極論を言えば、会社がつぶれたら踏み倒せるんじゃないか、と思うやつもいるかもしれない。「個人対個人」なら、「イヤだ、お前には貸さない」が通用する。

この子は非常に優秀なので、3年払いでも構わないだけどなぁ・・・。

お母さんが無事復活するといいです。

 

 

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すげーきもちわりー感覚。

すげーシリーズもだいぶ無理がありますが、

フィリピンのすげー気持ち悪い感覚。

「事務所を広いところに引っ越す」

というと、「おお、てめー儲かってるな、しゃぶってやろう」

と、まず考える。

「君の仕事はなかなかよい」

と言うと、「サラリー・アップ要求するべ」

と、まず考える。

「この商品はすごくいい」と言えば、翌月には値段が上がるし、

支店を増やせば、税務署がたかりに来る。

こういうのが、俗に言う、クラブメンタリティってやつなのかもしれない。

従業員を褒めたりする時は、タイミングと言い方を選ばないと、思っても見ない展開になる。

事業拡大するときは、「極力、仕事はうまくいっていないふり」をしないと、全部の経費が上がる。

非常にわかりやすいと言えばわかりやすい感覚だが、僕はこういうの、すごく気持ち悪い。

 

 

 

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UFOキャッチャーで、すげーのゲット!
2008 年 8 月 12 日

ついに熊のプーさん、特大のやつをゲットしました!(店にある中で一番大きいやつ)

いままでフィリピンにすんでいて2番目くらいに嬉しかった!

まわりの羨望のまなざし。

「クヤ、まがりーん!」と賞賛の声

あー生きてて良かった。

みせびらかすために、プーさんを小脇にかかえて、30分以上はTimeZoneをうろうろしました。

このプーさん、必勝法を見つけました。

まだまだ狙います。

 

 

 

 

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