若者の海外脱出で盛り上がっているようだ
2010 年 1 月 17 日

ネット上では、若者の海外脱出の議論で盛り上がっているそうだ。

こういう話題が議論に上るのは、実にいいことだと思う。

私は28歳の時にフィリピンに赴任し、2年働き、2年東京に戻り、その後6年間、再赴任して、そのまま残ってしまった。

その時の経験から、日本の企業で、基本的に、全員2年くらい海外を経験するべきだと、昔から思っている。

(脱出ではなく、あくまで経験としての海外)

それ以上長いと、日本で働くのが嫌になっちゃうし、それより短いと何も分からないので、2年くらい。

海外の経験で、損することは何もない

いろいろな選択肢が増えるので、いいことしかない

28歳の自分で衝撃的だったことは、人を使う、ということだった

正直なところ、28歳では、まったく人を使うなんて出来ず、ただただ、フィリピン人のわけのわからなさで困惑するだけで終わった。

ちゃんと人を使えるようになったのは、32歳の再赴任の時からだった。

32歳で数名の組織を動かしはじめて、給料を決めたりっていうのは、それはそれは半端じゃない経験だった

日本だったら部長くらいにならないと、そういう経験はできないから。

そして

こういうことで人はやる気を出すのか、とか

こういうことで逆にやる気を失うのか、とか

集団はこういう心理があるのか、とか

こうやって教えても何も伝わらないのか、とか

従業員というのは、こんなに簡単に辞めていき、こんなに簡単に入ってくるのか、とか

こんなに自分は見られているのか、とか

・・・

でも、これって、発展途上国へ、指導者として行ったひとにしか味わうことが出来ないです

発展途上国ではなく、欧米へ行って普通の企業にはいっても、こういう事が味わえるのか、っていうのは、よく分からない。

日本の若い人たちに海外に出て欲しいと思う理由は、

英語とか、価値観の違いを学ぶとか、自分の主張することを覚える、とかじゃなくて

一にも二にも、人を使ってみろ、組織をデザインしてみろ、っていう点です。

私は建築の設計を仕事をしていましたが、建物を設計するより組織を設計するほうが、断然面白いと気づき

(あ、これおもれー。設計やめてもいいかも)と思ったのは35歳くらいの時でした。

日本の起業率は3%しかないそうです

対してアメリカは15%だとか

植民地を所有していた国の国民は、組織マネジメントがかなり得意です。

なのでビジネスの水平展開に長けています。

ローカライズがうまい、のではなく、最初からローカライズが不要なやり方を構築します

日本人は、超ヘタくそです。

社内規則でさえ「そんなものは、なくても察知するべきだ」なんていうお年寄りがいるくらいです。

1人の社員を何年も使い、その人が辞めちゃうとヤバい、という状態を作るのがうまいです。

当然、マニュアルやデータベースなど何年たっても、1ページも作りません。

それが日本人のやり方です。

・・・

われこそは、と思う人は海外に出ましょう。

発展途上国で、マネジャーとして、です

英語留学なんてかったるいことはやめて、いきなり働く方がいいと思います。

最初の1年は住居だけ支給してもらって無給で、なんていいのではないでしょうか。

マネジャーをやらせてもらえるのなら、安いものです。

そういう人が増えれば日本はまだまだ伸びると思います。

コメント (1)

私も大賛成!
マニラに来てMBAの本を片っ端から読んで勉強しました。
要は人を使う、組織を作った事がなかったから本を読んで勉強して,次の日にオフィスで試すって感じでしたね。
でもいまの若者が来てもぼこぼこにされるのがオチかなと思いますけど・・・。そこで若者がどこまで歯を食いしばってがんばれるかですね。

kAZU {6807} 2010 年 1 月 17 日 @ 8:46 AM
 

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