フィリピンの高速道路は後続車のライトで新聞が読める
2007 年 7 月 29 日

フィリピンの高速道路は後続車のライトで新聞が読める。
夜間にSouth Super Highwayを 運転するのは非常にキツい。

ライトが眩しいのだ。

高速の中央分離帯に、対向車のライトを遮蔽する板というシャレたものが無いので、まともにハイビームを食らいっぱなしだ。
後続車も5台に1台はハイビームだ。
対向車がハイビームだと、自分もハイビームにしないと前がよく見えないので、ハイビームにする。
するとその対向車も眩しいからハイビームにする。
するとその対向車が、ハイビームにし、またその対向車が、、、あっというまにハイビームだらけ。

ハイビームがいけないとわかっていても、自分だけルールを守ってロービームにすると、正直者が馬鹿をみる格好になる。だから結局みんなハイビームにする。

ああ、これ「社会的ジレンマ」にでてきた現象のひとつだ。

たとえばフィリピン名物、交差点における”にっちもさっちもいきません状態”。

これも社会的ジレンマで説明できる。

だれかが、「ここはスペースを空けておかないと、ほかの車が通れなくなるから、1台分空けておこう」と善良なドライバーがスペースを空けたとする。
その意味を理解できない馬鹿ドライバーが、「ラッキーここのスペースに頭突っ込んじゃえ」と頭を突っ込む。

そういうことが何回か続くと、その善良がドライバーは「スペースを空けても無駄だ。馬鹿ドライバーに取られるだけで意味が無いから、スペースを開けるのはもう止めよう。」と考える。

こうして全員が馬鹿ドライバーになる。わざと気を利かせてスペースをあけると馬鹿をみるからだ。

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フィリピンに馬鹿ドライバーが多いからといって、悲観することは無い。

こういった社会現象は、あるときを境に急に変化するからだ。先の例で言えば、「交差点でスペースを空けるドライバー」が、例えば4割くらいになると、そこから9割までは短期間に割合が増加すると考えらる。

ま、その最初の4割が大変なワケだけど。。。
それを考えると、日本の文化(今はどうか知りませんが)は、やはり世界にも例を見ない高度に成熟した文化であると思います。

コメント (2)

いつもなかなか鋭い視線に感心しながら楽しみに読んでおります。
果たして最初の4割に達するのに、何年、何十年掛かるのでしょう。
確かに昔の日本も運転マナーは悪かった。
やたらホーンは鳴らすは、神風タクシーなんてのもおりました。
フィリピン人にはあまりにも天動説の持ち主が多いので
永遠に4割に達しないのではと悲観的になることが多いです。

Khan {304} 2007 年 7 月 30 日 @ 1:36 PM

まず、免許取得時に視力の検査がなく自己申告で、勿論本人は自分の視力が眼鏡をかけないと運転できないところまで落ちているのを知らないヒトが多い。家の運転手もなぜハイビームで走るのか聞いたら「良く見えない。」と言うので眼鏡店に連れて行って検査したら案の定視力が落ちていて、その場で眼鏡を作って運転させている。今は、よほどの事がないとハイビームで走る事はなくなった。
「お宅のドライバーの視力ご存知ですか?」

高橋 勝 {305} 2007 年 8 月 1 日 @ 12:16 PM
 

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