フィリピンで起業する酔狂な方はあまりいないと思いますが、何かの参考までに。
私の会社の初期投資、運営費用などについてです。
会社概要
会社は5人の発起人を集めて設立する、いわゆるCorporateでSECへの登録企業。
発起人は、日本人3、フィリピン人2の、60%日本企業です。
日本人100%も可能なのですが、たまたま一番親しい友人がフィリピン人だったので、その方とその妹さんにお願いし、結果として60%になりました。
輸出が70%以上かつ、ネガティブリストに載っていない業種であれば日本資本100%でOKです。
資本金は3Mペソ(750万円)。最初に銀行に預金した現金はその1/16なので187,500ペソのみです。
(いまだに資本金というものがなんなのか、というのはよくわかってません)
SEC登録は、なんだかんだで2ヶ月くらいかかってしまいました。
VISA
私の滞在資格はSRRVビザで、9dなど会社にからめたビザではありませんので、会社がつぶれても家族4人とも、永久の滞在資格があります。
AEP(Alien Employment Permit)
AEPは社長といえども取得しなければなりません。Business Permitが必要なので、最後の手続きでした。
P8,000だったかな、払わされました。
ここまでで、実費としては3万ペソ程度と思います。全部秘書に任せてしまい、最後にいくらかかったかの計算をまだしていないので、実は正確な数字をつかんでいません。
オフィス
さんざん、アラバン、マカティ、イーストウッドあちこち探しましたが、結局マカティ市内某所のワンルームマンションを借りました。
呼称40平米、家賃P16,000(込み込み)。トイレやバルコニーを除くと、正味32平米程度。
住居用のつくりですが、ビジネス用としてもPermitを取れます。
エアコン、天井、トイレ、キッチンがすでについていたので内装工事不要なのがよかったです。
蛍光灯を3本付け足しましたが、P3000程度でした。
初期投資
家具 P70,000
PC4台プリンタ2台 P238,000
ソフト P376,000(泣
合計 P684,000(171万円)
毎月費用
家賃 P16,000
人件費2名 P44,000
インターネット P4,000
水道光熱費 P5,000
合計 P69,000(172,500円)
もっとかかると思いますが、誤差の範囲です。
今後はこの建物の中に、1部屋づつアメーバのように増殖を続け、最終的にはビル全体を上から下まで借り切ってしまおうという魂胆です。
ある部屋は研修室、ある部屋は食堂、ある部屋はドミトリーにしてしまいます。
もうお前ら、家に帰るなと。寝るときはマウス片手に寝ろ、というわけです。
深夜の特急仕事の依頼があったら、インターホンで呼び出しをかけ、5分以内にCAD起動です(爆
もう、考えただけで、ワクワクしてきます。こういう大企業が絶対にやらないようなことができるのは、個人の醍醐味ですね。
コンドミタイプを借りることになるとは、当初全く想定していなかったのですが、意外にも利点が多いです。
まず、必要なときにちょこちょこ借り足すことができます。逆に不要になったら、その部屋だけ返してしまえばよい。拡大縮小に対し、非常にフレキシブル。そのかわり、ユニットごとに区切られているので使いにくいことは確かです。
内装の必要がない。内装なしのスケルトンのオフィスを借りてしまうと、最初に200万円くらいの投資が必要となります。それで翌年に100%の値上げを要求されたりしたら、たまったものではありません。相手に主導権を握られたら終わりです。
近年はコールセンターが床を借りまくっており、使い勝手のよいオフィスはどんどん値上げを要求されます。
そういう意味で、こういう使いにくいコンドミタイプの部屋はコールセンターに荒らされることもなく、ビクビクせずにすごすことができます。
1部屋を新たに借りて、1チーム(6人分)の規模拡張をすると、費用はこうなります。
一人当たりのPCとソフトで大体、25万円かかりますので、6人で150万円。
その他タイルカーペットなどもろもろで10万円として、合計160万円。
毎月費用は、人件費120,000ペソ+家賃1部屋分16,000ペソ=136,000ペソ(34万円)
売り上げが上がれば、また次を借りて増殖。
また客がついて、売り上げが上がれば、また次を借りて増殖。
いやあ、楽しいです。もう私の頭の中では、ビル全体がに自分のオフィスが散らばっていて、避難バルコニーにはLANケーブルがだらだらと引き回され、どこにいるのかわからない自分を呼び出すための館内インターホンみたいなのをつけちゃったりして、ほかの住民が迷惑そうな顔をする光景が目に浮かびます(爆
そうやって、居心地の悪くなった住民が出て行った後、またそこを借りる。
あるいは、わざと虫食い状に借りて、間にはさまれた部屋に借り手がつかないようにして、そこを安く借り上げるとか。。いろんなアイデアが出てきて楽しいです。
成功してありあまるカネがあれば、そのときにきちんとしたオフィスを借りるかどうかを改めて考えればよいかなと。
ビジネスの基本は一坪商法。小さく初めて、まずは黒字のクセをつけること。マージャンで言えば、ピンフドラ1。上がりグセをつけることです。ベンチャー企業は1年以内に単月黒字を出せないと厳しい、といわれますが、ここは経費のかからないフィリピンなので、3ヶ月以内に単月黒字、1年以内に初期投資全額回収できないと成長は難しい。
オフィスの引越しなんて、今の所でどうにもこうにもならなくなったら、ようやくそこで、広いところへ行けばいい。それも、無理して資金を捻出するのではなく、ありあまる利益の中から、「しょうがねえな、移るか。」くらいの余裕が出て初めて、引っ越せばよいかなと。
オフィスはいろいろな場所を探しましたが、これだ!と思う場所はここしかありませんでした。どこを見ても、どうしても将来像がイメージできないのです。アラバン近辺は、非常に環境がよいのですが、どうもあの寂しげな雰囲気が最後まで納得できませんでした。やっぱり都会のビルや渋滞を眺めながら「今に見ていろ!」と思えるようなところの方がよかったです。マカティは安いところもあるのですが、そういうところは仕上げもボロボロ、トイレもボロボロで、安いなりでした。
(いろいろご助言をいただき、ありがとうございました。でも地方はあきらめたわけではありません)
日曜の晩から金曜日の晩まで、またマカティへいくので、インターネットができません。(オフィスにDSLがまだ無いんです)
では、また。
このブログを読んでいる皆さん!!この新オフィスに台風並の追い風が吹く、扇風機どこかにありませんかぁ ?
michiaki {381} 2007 年 9 月 10 日 @ 2:42 PM