メールをある方からいただいたおかげで、どうしてフィリピンに来たのか、思い出した!
ゼネコン設計部に入社3年目、28歳、本社から名古屋支店に計画転勤になった。
僕は、ある化粧品会社(メナー○化粧品)の工場を新築するプロジェクトを担当させてもらっていた。
プロジェクトは2年ほど続き、無事竣工。
オマケ工事として、中庭をもう少し感じ良くしたい、という要望があって、その案を作成して打ち合わせに臨んだ。
その打ち合わせの席で、相手の専務と打ち合わせをしていて、私が非常に失礼な態度を取ってしまい、そのペナルティでフィリピンに飛ばされたのだっ!そうに違いないっ!
打ち合わせの状況。
専務「この中庭の改装案をもってきたかね」
俺「はい、これです。」
専務「へえ。ああ、そうそう、埃が立つから、いまの芝生を全部コンクリートで固めてほしいんだよね。」
俺「は?コンクリートで固めちゃうんですか。」
専務「うん。そう。風が立つと、埃っぽくてさ。コンクリートだと、いいでしょ。」
俺(・・・こんなきれいに手入れされた中庭にコンクリートかよ。だったら自分で打てや。昨日の徹夜はなんだったんだ。)
と血管が音を立てて切れる。
もともとその専務とはどうしてもソリがあわず、いや入社3年坊と大手化粧品会社の専務がソリがあうもクソもないのだが、どうもあまり好きくない人だった。
気づくと、手元にあった中庭の図面を、俺は手で丸め始めていた。
クシャクシャクシャ。。と
それを横で見ていた工場長(同じ化粧品会社)、顔色を変える。
俺「わかりました、コンクリートっすね。コンクリート打ちます。」
いや、正確には「うちゃあいいんですね」くらいの言葉を言ったのかもしれない。
その直後、工場長に呼び出される
「ハヤシ君、 あれはまずいよ。君の気持ちもわかるけど、あれはまずい。謝ってきなさい。」
俺「はい。。。」
その後、トボトボと謝りに言ったが、「君なんか知らん!」と目もあわせてくれない。
そりゃ当然だ。
完全に怒らせた。
設計部でも大事件になる。
後日、設計の部長が謝罪に行く。
部長「あ、オッケーだったよ。」
俺「本当にすみませんでした。」
部長「ま、気にするなって。あ、しばらく行かないことだね。」
これが、林君、図面丸めちゃった事件。メ化粧品、出入り禁止事件。
その数ヵ月後、フィリピンの駐在所で、若いのを探しているという話が浮上し、そのころは「誰が行かされるんだろう!」と、若者はその話で持ちきり。
「別に行ってもいいけどな」と仲間内でしゃべっていた翌日、部長に呼ばれる。
部長「うーん、君に白羽の矢があたってね。来週からでも行ってほしいんだ。いいよね。」
俺「・・・」
話は尾ひれがつき、「おまえ、専務の前で、図面ビリビリ破いたんだって?」「おまえ、図面を相手に投げつけたんだって?」と、先輩たちにはさんざんいじくられた。
あれから13年。
今でもカミさんとこういう会話をする。
俺「なんで俺たちフィリピンにいるんだ?」
妻「そりゃあんた、丸めちゃったからねー。しょうがないわよね。」
だはははは!!
面白かったです!!
なるほど、丸めちゃったからですかぁ・・・
だからフィリピンに飛ばされたということではないかもしれませんが、「君なんか知らん」といわれるということは確かに相当怒ってしまったのでしょうねぇ。
まぁしかし、フィリピンに「飛ばされた」ととるか、「いいきかっけをもらった」ととるか。。
自分自身でどう考えるか?ですよねぇ。
manila-ceo {485} 2007 年 10 月 16 日 @ 6:32 AM