赤福、ミートホープ、そんなに悪いのか?
フィリピンに長く住んでいると、牛肉偽装程度の嘘はったりなんて、日常生活のそこらじゅうに氾濫しているので、これらの事件がすごくささいな出来事に思えてしまう。あれほどの大事件として扱われる日本は、やはり神経質な国で、平和な国なんだなぁと、つくづく思う。
一番面白いと思うのは、豚肉やいろんな肉を混ぜても誰も気づかないという点。
みんな普通に、安い、おいしい、と思って食べてたわけだ。しかも食中毒の被害も出ていないみたいだ。
それって、すごい技術ではないか!
中には牛肉0パーセントの牛ミンチもあったそうで、DNA鑑定をしてわかったそうだ。
DNA鑑定しなければわからないということは、それはほとんど牛肉といっていいんじゃないか(爆
本来捨てるはずの部位も、おそらく絶妙な割合で混ぜ込んだのだろう。
なんともエコロジーな会社ではないか。
大体、日本人は捨てなくてもいいものを、どんどん捨て過ぎなんだ。
赤福。
会長の方針は「三つ売るより一つ残すな」という方針だそうだ。すばらしいじゃないか。
売れ残りのアンコを冷凍して再利用するって、普通の感覚だと思う。
それを隠していたから、こんなに叩かれているのだろうが、じゃあ赤福の包装紙に「この赤福は売れ残りのアンコの再利用です」って書いて半額で売ったら買ってくれるか?
誰も買わない。日本人というのは、1日でも賞味期限の長い牛乳しか手に取らない人種だからだ。スーパーで最前列に置かれた、1日だけ賞味期限の短い牛乳は誰も手に取ってくれないので、廃棄せねばならないそうだ。
そもそも賞味期限が切れた食品って、そんなに危険なのか?
マニラには、日本の食材を扱う店が何件かあるが、普通に賞味期限を何ヶ月も過ぎたものが、普通に陳列されていて、普通にみんな買っている。もちろん、我が家も買って食べている。賞味期限なんて、ただの「参考値」。切れた瞬間に、とたんに腐り始めるわけではない。
そもそも、日本の賞味期限というのは、安全に安全を見越しているのか、厳しすぎる。
逆に、豆腐だけはマニラで買うと、すでに腐っていることがよくある。だから豆腐を食べるときは、一つ口に入れて、腐ってないか確認してから飲み込む。
腐っていたら、「あ、これダメだね」といって、全部捨てて、終わり。
僕がよく使う、ある店のお弁当も、いつもキャベツが腐っている。だからキャベツは口に入れて確認してから食べている。
そんな生活をしていると、日本の消費者が滑稽で、神経過敏に見える。
味の違いなんて自分ではちっともわからないくせに、商品に貼ったラベルを信じて「やっぱ牛コロッケはうまいねえ」なんていって食べているのだろう。なのに、いざラベルと中身が違うらしいとわかるとぎゃーぎゃー騒ぐ。(牛100%のコロッケを作って食べたことが無いので、牛100%の味なんて実は知らないのだ。)
いや、騒いでいるのはマスコミだけか?
一般の消費者は、実は、どうでもいいと思っているのかもしれない。
さっき京都のお袋とスカイプでこの話をしたら、お袋はこんなことを言っていた。
「ミートホープはえらいで。工場からゴミがでーへんそうや。ぜーんぶ入れてまいよる。だいたいやな、牛100%ってのは、おいしくないんや。豚とかいろんなのと混ぜた方がおいしいんや。こんな食糧難の時代なんやから、どんどん使わなあかん。」
「赤福かて、きちんと日本の冷蔵庫で保管しとるんやから、腐るわけあらへんやろ。捨てんの、もったいないやんか。ほんま日本は幸せな国やわ。赤福はサッカー場とかに寄付して、立派なのつくっとるんやで、えらい会社や。」
ミートホープも赤福も、僕は経営者の材料に対する、ある種の愛というか、強い思い入れを感じるなぁ。
偉い!素晴らしい!この記事の視点は大切だよね。日本人はほとんどがゆで蛙状態じゃないかな 。すぐに他人のせいにするし、責任転嫁もうまいし。そうか 、フィリピンにいたのか 。偉いなあ 。
horimi {509} 2007 年 10 月 31 日 @ 2:59 PM