在籍していた会社で、私の直下にいた、超優秀なスタッフが、4ヶ月ぶりに日本から帰ってきました。
私はそのスタッフとはもう6年働いたので、どんな日本人よりも一緒にすごした時間が長いことになります。
そのスタッフが日本に研修に行っている間に私は会社を去ってしまったので、なんだか気まずかったのでしょう。「久しぶりに話でもしたい」ということになり、UCCでコーヒーを飲みながら話をしました。
彼女が言いました。
「あなたは、前の会社からスタッフを連れて行ったりしないのか?」(←直球です!)
「まあ、いまのところ引き抜きはするつもりは無いよ。準備もできていないし。」(←おろおろ)
「スタッフがあなたの新しい会社で働きたいといったら?」(←よくある質問)
「リーダーが1人いると、助かるんだけど、他は要らないよ。人を育てるのも好きだし。」(←ほんとは全部欲しい)
「・・・」
「まあ、本当にせっぱつまったら、キャッシュの束をもって引き抜きに行くよ。」(←本音)
というような話をしました。しばらくすると、その彼女にキツくいわれました。
「スタッフはお金がたくさんもらえるから会社にいるんじゃない!
自分自身を大切に扱ってくれる人のところに残るんです。
いくらお金をたくさんくれたって、ちゃんと扱ってくれないなら、いなくなる。
大切に扱ってくれれば、多少お金が少なくてもそこに残るんです。」
この言葉を聞いたとき、私は後頭部をガツーンと殴られたような気がしました。
声が出なかった。
確かに、自分はちょっと勘違いしていたのかもしれない。お金を十分に払うということはもちろん重要だけど、それよりもまず、きちんと人として尊重した取り扱いをすることが第一で、それができて初めてお金が意味を為すのだということを忘れていた。
「確かにそうだね。・・・・・・・・ん?でも、いっとくけど、俺はスタッフをちゃんと扱うぞ!」
「わかってますよ、私が言いたいのは、キャッシュの束のおかげでスタッフがあなたの会社に行くということなんてない、ということです。」
(・・・・はい。わかったなり。。。。きをつけます)
フィリピン人というのは、こういうものすごく鋭いことをたまに言うんです。
フィリピン人は技術的なことでは、はっきりいってオッペケペーです。しかし人間にかかわることになると、たいへんに鋭い洞察をしている。
日本人のサラリーマンは逆に技術は非常に強いけど、人間的なことになるとオッペケペー。だから歯車がかみ合わない。
この日は本当にいい勉強になりました。
フィリピン人にドキリとすること、いわれたことありませんか?
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