『搾取される若者たち』
2007 年 2 月 27 日

僕は新聞を読みません。日本にいた30歳の頃は、新聞を読まないやつは社会人にあらず、みたいな風潮があって、あまり読みたくもない日経新聞とかを 読んでいました。まあ、読めばそれなりにいろいろな話は頭に入るものだから、上司との会話の中で、「ああ、確か日経にも出てましたね」なんて言っちゃった りなんかしていたものです。

しかし、もう6年くらい、新聞はとっていません。かといってネットのニュースもあまり見ません。NHKの ニュースは、テレビをつけて、たまたまやっていれば見るけれども、あえてニュースを見るためにTVをつけるということはしません。ロケフリもなんだかんだ と5万円くらいかけて導入したけれども、結局、最初の1週間くらいしか見なかった。

なぜかというと、新聞というのはネガティブなニュースばかりで、読んでも何のプラスにもならない。これが第1の理由です。読んでも元気にならない。何かのアイデアがわくかというと、何もない。かえって読まない方が夢が持てていいときもある。

第2の理由が最新ニュースを自分は必要としていない。「どこどこが半導体のなんちゃらの開発に成功」も関係なければ、日経平均株価すらも関係が無い。

やはり本当に必要な情報は書籍を購入して読む、これしかないと思います。

新 聞の代わりに私は日経ビジネス1誌を購読しています。フィリピンだと1年間30000円、。1年間に50冊届きます。隅から隅まで読み終わった頃に次の号 が届くという感じで、非常によいテンポです。そして、特集が面白いし、内容もそこそこ濃いし、今は気に入っています。(日経ビジネスを取る前は、「プレジ デント」を取っていましたが、あまりの低俗な特集に嫌気が差し、3冊目くらいからは封もあけなくなりました。そのまま日本人クリニックに全部、寄付してし まいました。)

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前置きが長くなりましたが、日経ビジネスに『搾取される若者たち』という本が紹介されていました。

” 引きこもりやニートなど20代の若者たちは怠け者と思われがちであるが、そうではなく、逆にワーカホリックすぎるあまり、その弱みにつけこむ経営者から低 賃金重労働を課せられて搾取されている”というようなことが書いてある本だそうです。その例として、”バイク便ライダーの命を削るような働き方”を挙げて います。

僕は実は、15年間サラリーマンをやってきて、まったく同じことを感じてきました。
社員を道具のように酷使する幹部社員の下で、一部の若者が大変な重労働をさせられている。しかし、普通の若者はとても素直なので、「これが仕事なんだ」と 思い込み、疑問も感じることなく、酷使され、追い詰められ、やがてうつ病になる。某企業の30代のなんと20人に1人がうつ病というデータもあります。

僕は今の55歳前後くらいの世代の人、いわゆる企業の一番トップあたりにいる人たちに対して、かなり否定的な考えを持つようになりました。私が抱いている55歳前後の社員像というのはこういう感じです。

・人を育てることができない。部下の気持ちを正しく把握できない。部下を駒のように使う。
・ITの知識が極端に低い。パソコンに詳しい若者を常に横においておかないと、業務に差しさわりがある。
・社内根回し=仕事と思っている。
・2言目には、”会社というのはそういうもんじゃない”という”会社が全て論”を持ち出す。
・新しいことを何も勉強しない。

この年代の人は、自分が40歳前後の働き盛りの時にはバブル真っ最中でしたから、仕事はどんどん舞い込んでくる。それを処理するために、口で下請けを使う癖が付いている。しかもバブルの頃は大量の新入社員を採用したので、使う部下は有り余るほどいた。
逆に、バブルの頃に入社した人は大変。団塊の世代あたりの上司がたくさん会社にいるもんだから、その下の世代もポスト待ちで詰まっていて、そのさらに下に いるバブル入社組にはなかなか責任のある仕事が回ってこない。しかも同期がやたらに多いものだから、競争が熾烈。おまけにバブル後は採用を急に減らしたも んだから、いつまでたっても部下ができない。さらに経費削減で社員はどんどん減り、外注もままならず、ISOで書類は増える一方。うつ病への一本道であ る。

ニート、引きこもり、自殺、いじめ。その責任の99%は親にある。
子供を殺す親がいますが、そういう親を育ててしまった親がおかしい。

50歳~60歳の方たちは、働きすぎて、人生の中で何か大事なものをやり忘れてきたんじゃないでしょうか。

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