ドバイやシンガポールではウンコCADオペが、
2008 年 4 月 20 日

ドバイやシンガポールではウンコなCADオペが、15万円とか20万円の給料をもらっていて、それもひっきりなしにフィリピンから渡っているのが不思議でならない。

以前、勤めていた会社で、どうにも使い物にならないCADオペが何人かいたのだけど、もう、何年もドバイで働いている。ゼンゼン帰ってこない。

不思議だ。

ドバイではどういう仕事をしているのか、と聞くと、全員口をそろえて

「すごく簡単な仕事。店舗の内装とかの図面だけど、別の図面からコピーしてちょっと変えれば終わり」

「残業は全くなし。」

「新しく覚えることは何も無い。」

いやはや、そんな簡単な仕事で、それだけの給料が払えるって、やはり海外と日本の事情はかなり異なっているようだ。

余り詳しくはないのだが、海外では「設計者」「詳細設計者」「作図者」の住み分けがすごくきっちりしているということは聞いたことがある。

そして、図面の書き方がものすごくシステマチックで、全体図に「この部分は何ページのここを見ろ」と書いてあり、そのページに飛ぶと、「さらなる詳細は何ページのここを見ろ」とあり、そこへ行くと、「さらに詳細の詳細は何ページのここを見ろ」という風になっているのが普通だ。

日本の図面は、きわめてあいまいで、「矩計図のどっかに載ってるんじゃないか?あ、ほらほらあったあった」とか、「外壁何なんだろな。あ、立面図にちっこく書いてあった。」とか「この部分どうなっているんだろうな、断面詳細図かな、無いなあ。部分詳細かな?あったあった、ここにちょこっと書いてあらぁ」という感じで、どこを切って何を書くかというのは、あまりルールが無く、すごくファジーな図面構成をするのだ。

多分、その辺がウンコCADオペを使いこなせるかどうかの”差”なのだろう。

私はよく感じるのは、欧米企業は植民地化のプロである、ということだ。

「ここが変だよ日本人」によれば、日本人が中国や韓国を植民地化したのはわずか36年、白人は700年間の植民地政策を行っていたそうだ。

もう、他国の人間を使うことに関してはプロ中のプロで、いかに人間をうまく使って自分たちが儲けるかという点に対して日本人は遠く及ばない。だから、マニラにコールセンターをぶったてて、何百人も雇ったりすることなんてお手の物。

その影には、あいまいさを排除し、ISOのように何でもルール化、標準化するというDNAがあるのだ。

だから、建築図面もものすごくシステマチックな書き方をする。

そうすれば、CADをそこそこいじれさえすれば、建築なんて知らなくても、システムの中に放り込めるわけで、ウンコCADオペでも困らない、というわけだ。

日本のように、何でもいっしょくたにして、「とにかくぜんぶやれ」「金はこれしかない、これでやれ」というようなやり方ではないのだろう。図面屋が詳細設計をしたり、法規チェックをしたり、日本のやり方はちょっとどうかしているとおもう。

また海外ではおそらく、「設計者」「詳細設計者」「作図者」それぞれが、ちゃんとプロとして認められていて、予算も取ってあるのではないだろうか。

いずれ私も、日本ではなく、ドバイやシンガポールに調査にいく必要がありそうだ。

出稼ぎに行った何十人ものフィリピン人の知り合いに営業をさせてコミッションを払って客を紹介してもらうか、そいつらを窓口にして仕事を送ってもらうとか。

 

 

 

 

 

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