会社内のこと、もろもろ。
2008 年 7 月 26 日

今週は結局、プロベ社員を含め、全員の面接をした。プロベ社員の要望というのは、至ってかわいいものだった。

・IDを早く欲しい。毎朝、ガードのところで記帳するのがめんどい(→はい、急がせます)
・昼休みだけでもインターネットを使いたい(→はい、高機能ルーター買います)
・ユニフォームが欲しい(→たぶん却下です)

あとは、9人のうち3人くらいが、会社の近くに部屋を借りると言っていた。だから、会社を引っ越すのなら、どこへ引っ越すのか教えて欲しい、と言う。そんなもん知るか。

しかし、部屋を借りてくれる、というのは実にうれしい。しばらく会社で汗を流してくれることを期待できるし、交通機関の心配をせずに、夜遅くまでコキつかえるから。

それに対して、正社員のインタビュー。自分自身のことではなく、リーダー論とメンバー評価に終始する。

僕が、「デキる!」と思ったリーダーが意外に評判が悪く、「ふがいない」と思っているリーダーが、「懇切丁寧で高評価」だったりして、本当に聞いてみないとわからないものである。フィリピン人と10年近く働いていてもわからないのだから、フィリピン人を評価するというのはいかに難しいことかというのがわかる。

そして正社員全員一致でコメントしたことが1点あった。

「あなた(俺のこと)が隣の部屋で怒鳴っていると、恐ろしいです。みんな震えています。」

・・・・はい。

外部の人間に対して怒鳴っているんです。自分や会社の財産や権利を守るには、怒鳴って相手を動かさないといけないときのほうが多いんです。だ・か・ら、その間は、耳栓しててください。

彼がいう。「フィリピン人は、相手が怒るまで放っておいて、怒ったらアクションを起こします」

わかってんじゃねえか、おめえ。その通りだよ。

会社を始めてからのブチ切れ事件履歴。

1:PLDT 開通もしていないのにチャージ開始。ジョセフというサインがあるの一点張り。800ペソの損害。
2:PLDT DSLのアップグレードを問い合わせただけでアップグレード開始。
  ダウングレード代金はチャラになったが、それまで使用した1ヶ月間は返却なし。4000ペソ損害。
3: エアコン設置 素人集団がめちゃくちゃな設置。頭金3800ペソの損害。
4: その集団がスリッパを持ち逃げ。150ペソの損害。
5: 地下の駐車場でブレーキを交換された。800ペソの損害。
6: PSバンク 60万ペソの定期を解約したらなぜか60万ペソ以下になった。返却済みで損害無し。
7: 家の家賃のデポジット12万ペソ、2ヶ月たっても返却せず。3ヵ月半後に満額返却で損害無し。
8: PLDT 解約したのに延々とチャージ。6ヶ月かけて返却を受ける予定。損害無し。
9: バヤンテル 電話機だけ来て番号不明のまま2週間放置。
10: パソコン屋。8台買ったら1台起動せず。謝りもせず持って来いの一点張り。ガス代の損害。
11: 買ったAutoCADが盗品。なかなか相手が返金に応じず。結局返金受けたが、VAT分折半で2000ペソ。

書いてみて思ったが、けっこうかわいいものばっかりだ。しかし、なんで通信会社ってアホが多いのでしょうか。特にPLDTって、10回取引したとして問題なく終わるのって、何回だろう。1回か2回?どうやって教育すると、そういう風にできるんだろう。。。

 新人のうち、ドバイに行く、とか言っていたやつには、面接で

「おい、お前のドバイ行きどうなってん」と聞いたら

「できるだけ長くここにいることにします、もう少し経験つみます」

「だろう、だろう。あっちいったって、何にもおしえてくんねーぞ。ここにいりゃあ、いっぱい覚えることあるだろ」

作戦成功。これでしばらく大丈夫だろう。ていうか、作戦ではなく、本当のことだ。

5月に10人トレーニングを行ってから4ヶ月。1人は研修後3日でバックレてしまったが、後の9人は仲良く楽しそうにみんな毎日会社に来ている。

この不景気で、新卒に14000ペソだかんね。そうそうスライドできないだろう。

でも次回の新卒は13000にするべ。ちょっと高すぎた。

9人の新人を、ランク分けすると

A A
B B B B B
C C

ありゃ、きれいにパレート分布だ。

Cクラスの2名には、また名言を吐いてしまいました。

「僕は知っての通り、ヒジョーに気が短いです。
でもね、スタッフの成長は、ずーっと辛抱強く待ちますよ。
社員にはいろんなタイプがあって、最初に急に伸びる人もいれば
最初はゆっくりで、1年2年たってから伸びる人もいるんだよ。
あなたが、ちゃんと成長しようとしている限り、じっと待ちます。
でもね、あなたが上の言うことを聞かない、努力しないとなったら、即刻クビです。」

もうこの辺で、新人は、目がうるうる。しかし不思議なのは、こういう言葉で、本当に伸びるんです。フィリピン人は。つまり伸びようとしている者は必ず伸びるということです。別に歌手やピアノで成功しようというほどのものではないんだから、気持ちです、気持ち。

そうそう、Cクラスの人には、はっきりと「あなたはがけっぷちです」と言う。99%、本人に自覚はないから。

はっきりと伝えて、何も困ることはない。相手も、すんなりと受け入れる。

 

今日は全員でメガモールでボーリングをした。

長く会社にいてもらうために、僕が一番気をつけているのは、「仲良く楽しくさせること」「難しい仕事をたくさん渡して、高い要求をすること」「勤務面では細かいこといわない、ケチらない」

だからボーリングとか、ぜんぜんつまんないけど、月に1回は、何かをするようにしています。

 

それから今週は、正社員だけ、13ヶ月ボーナスを払いました。

法定なので、いずれ払わなきゃいけない。だったら、相手が欲しがっているときにとっとと払っちまおうということで、月曜日に「カネに困っているやつは、払うからもって行け」と言ったら、いやぁ秘書も動きが早いですね。翌日には正社員全員が現金を手にしていました。(といっても6人だけど)

「俺が頼んだアレはほったらかしなのに、てめぇらの支払いだけは早いねぇ」と秘書にいってやりました。

実は「ミッドイヤーボーナス(夏のボーナス)はでないのか」という声が正社員からちらほら出ていて、とてもそんな財政状況ではないので、出せないのだけど、法定ボーナスを先に払っちまえばいいか!と思いつき、急遽13ヶ月を払うことにした。年末までに少しずつボーナス資金をためないといけない。いいなぁ、社員は。

僕は以前から、ボーナスは期間の最後に払うのではなく、先に払ってその先1年を縛り付けたほうが良いのではないかと考えている。プロ野球の契約金みたいに、最初にまとまった金額を渡してしまう。で、年度の途中で退職する場合は、按分で返却するという書類にサインさせる。

「ボーナスも、もらったし辞めよう!」ではなく、「来年もここにいること決めちゃえば、とりあえず明日、アレだけのお金が手に入るのかぁ。受け取っちゃうか!」となって、引き留め効果があるのではないかと思う。

 

今日は、AutoLISPの依頼者が、わざわざ社長を連れてきて、手付金も頂き、契約成立した。
非常に小さい額だけど、最初の一歩というのは、なんとも楽しいものである。

プログラマー君もすごく楽しそうだ。

 

こんな感じで、適当に楽しくやっています。

 

 

コメント (2)

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Good Idea !!
いただきます。 ごちそうさま。

NVCMI {1709} 2008 年 7 月 29 日 @ 1:17 PM

[...] 去年の7月26日の記事で、ドバイに行くとか言っていて思いとどまった社員が、どうやら経験が積めたようなので、ドバイに行くと決めたみたい。兄に、何度も勧誘されているそうだ。 [...]

フィリピンつれづれブログ » 1人退職、1人呼びもどし。 {3816} 2009 年 6 月 5 日 @ 11:36 AM
 

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