日曜日は一人で28枚の図面の訂正をした
マンションの展開図を書くにははやっぱり経験3年は必要かな
梁型や建具の高さが、こっちの断面と立面とでちがうなんて序の口
引違い違いのアルミサッシの立面ひとつとっても、とっても難しい。どの線がどの線なのか、多分うちの社員は全員わかってない。
でも、そういうのって、そんなに頭にこない。
実際に難しいもん。
それよりもっと基本的なことができてない。
引き出し線の向きは、左から右に向かって引き出すのが日本の慣習
だって字は左から書くのだから
それを全部左へ引き出したり、ひどいのだと右に出したのを、隣の立面図では左(ミラーをかけて複写)
その隣では右、というように、ばらばらにやる。
これって日本人が最も嫌う書き方だ。
しかも、ひとつの部屋の展開図が4面あると、4つの立面に同じ書き込みを4回繰り返しちゃう。
うざいっちゅうの。
こういうのも、全部、ルール化して説明しなければならないのです。
引き出し線は右ですよ。
ひとつの部屋にはひとつ書けばいいですよ。と。
こういうことにこだわる日本人って、なんなんでしょうね。
引き出し線の方向が右だろうが左だろうが、同じことを4回書こうが、図面の内容は同じなんです。
でも、気持ち悪い。僕も気持ち悪いし、相手も気持ち悪い。
日本で育つと、そういうのが許せない、という感覚が、自然に体に刷り込まれる。
日本独特の”気遣い”というやつなのだろうか。
もらった相手が、図面を見やすいように、みんなお互いに”気遣って”あげているのかもしれません。
本当に不思議。
日本人の持つ共通の美的感覚。
電車の床に座り込んでいるやつらも
バイクで暴走しているやつらも
多分、こういう美的感覚だけは持ちあわせているのだろうと思うと、かなり笑える。
こういうのが行き過ぎると、ストレス、うつ病、自殺につながっていくわけですが、かといって、こういう部分を捨てたらもう日本人じゃない。
他国の人から見たら”意味ねーじゃん”と思われる文化をたいせつにしたいと思うわけです
だから今日もスタッフをシバきます。
「だから引き出し線は右だっつってんだろ、何度言わせりゃわかるんじゃい
てめーら、4人でうだうだ土曜日に残業しながらやった仕事、俺様が全部日曜日に直したんじゃ
マニュアルもう一回読んどけ、このスットコドッコイ!」
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