仕事をしていて一番難しいと感じる点。
2008 年 8 月 26 日

日曜日は一人で28枚の図面の訂正をした

マンションの展開図を書くにははやっぱり経験3年は必要かな

梁型や建具の高さが、こっちの断面と立面とでちがうなんて序の口

引違い違いのアルミサッシの立面ひとつとっても、とっても難しい。どの線がどの線なのか、多分うちの社員は全員わかってない。

でも、そういうのって、そんなに頭にこない。

実際に難しいもん。

それよりもっと基本的なことができてない。

引き出し線の向きは、左から右に向かって引き出すのが日本の慣習

だって字は左から書くのだから

それを全部左へ引き出したり、ひどいのだと右に出したのを、隣の立面図では左(ミラーをかけて複写)

その隣では右、というように、ばらばらにやる。

これって日本人が最も嫌う書き方だ。

しかも、ひとつの部屋の展開図が4面あると、4つの立面に同じ書き込みを4回繰り返しちゃう。

うざいっちゅうの。

こういうのも、全部、ルール化して説明しなければならないのです。

引き出し線は右ですよ。

ひとつの部屋にはひとつ書けばいいですよ。と。

 

こういうことにこだわる日本人って、なんなんでしょうね。

引き出し線の方向が右だろうが左だろうが、同じことを4回書こうが、図面の内容は同じなんです。

でも、気持ち悪い。僕も気持ち悪いし、相手も気持ち悪い。

日本で育つと、そういうのが許せない、という感覚が、自然に体に刷り込まれる。

日本独特の”気遣い”というやつなのだろうか。

もらった相手が、図面を見やすいように、みんなお互いに”気遣って”あげているのかもしれません。

本当に不思議。

日本人の持つ共通の美的感覚。

電車の床に座り込んでいるやつらも

バイクで暴走しているやつらも

多分、こういう美的感覚だけは持ちあわせているのだろうと思うと、かなり笑える。

 

こういうのが行き過ぎると、ストレス、うつ病、自殺につながっていくわけですが、かといって、こういう部分を捨てたらもう日本人じゃない。

他国の人から見たら”意味ねーじゃん”と思われる文化をたいせつにしたいと思うわけです

だから今日もスタッフをシバきます。

「だから引き出し線は右だっつってんだろ、何度言わせりゃわかるんじゃい

てめーら、4人でうだうだ土曜日に残業しながらやった仕事、俺様が全部日曜日に直したんじゃ

マニュアルもう一回読んどけ、このスットコドッコイ!」

 

 

 

 

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