オフィスをどこに構えるか、というのはまだ悩んでいて、いまだに「アラバンかそれより南でシコシコやる南案」と「やっぱなんてったってマカティでしょのマカティ案」とで、なかなか決心がつかない。
僕はあまり物事を決めるのに悩まないのだけど、こればっかりはかなり悩む。ギャンブルに近い。
会社を辞めると決めるずっと前から、南で仕事をしたいと思っていたのだが、家賃を調べたら意外に高いということがわかりびっくりした。それでいまだに様子を探っている感じ。
南案のメリットは、人間がまだ純朴で、空気がきれいで、渋滞が無く、家からも近く、家庭的な感じで仕事ができるのではないか、ということ。デメリットは、オフィスが少なく、家賃が高く、募集をかけても応募してくる絶対数がかなり少ないのではないかという不安。
マカティ案のメリットは、オフィスが余りまくっていて、家賃も安く(といっても15%減くらいか)、どの地方からも等距離にあるため人を集めやすい。デメリットは空気が汚く、渋滞が多く、給与水準が高く、競合する企業が多いためスタッフの目が肥えていること。だからスタッフはちょっと生意気。
ベテランの砂川さんの話では、モンテンルパ市(アラバンがあるところ)は役所関係のやり取りが楽で、マカティは大変とのことだった。「マカティは何に関しても東京なんですよ。」という砂川さんの言葉は、非常に印象深い。
昔のフィリピン人スタッフとの会話で、「オフィスは決まりましたか」と聞かれて、いつも「どっちにするか決めてないけど、アラバンがいいなぁ」と言うと、決まって、「アラバン?Very Far!」といわれてしまう。「お前、Very Farって、お前が働くんじゃねえから関係ないだろ」というと、「いや、アラバンどこからも遠い。マカティはどこからも近い」「新聞広告でマカティとアラバンが同じ条件だったら絶対マカティにいく」という。
もちろん、ハワイではあるまいし、どこからも遠いなんていうのは彼らの思い込みに過ぎないのだが、面白いことに、全員が「Very Far」と言う。
僕がどうしてわざわざ南にこだわるのかというと、マカティで働くフィリピン人のattitudeと、アラバン、サンタローサ、カビテのattitudeはぜんぜん違う気がするからだ。それは前から感じていたのだが、実際に住んでみて、買い物をするだけで、やっぱりなんか違う気がする。一言で言えば、まだスレていなくて、親切で、フレッシュな感じ。こういうスタッフを育てて仕事をしたい、という気持ちになる。
確かにマカティはどこからもアクセスが良く、人は集まりやすい。その分優秀な人材もあつまるはずなのだが、それはもう過去の話だ。募集したって、いまはなかなか履歴書は集まらない。その中でよいと思った人間といったって、所詮はゼロから1年半は教育しなければ使い物にならない。
つまり、どうせゼロから教育するなら、1歩先を言っている人間を雇おうが歩き始めたばかりの人間を雇おうがあまり関係ない。どうせなら性格がいいほうがいい。海外に行くための経歴を積むためにマカティで手ごろな企業を物色しているやつらより、田舎でノホホンとしている人間の方が、1年半後には上になるんじゃないか、と思うのだ。いや、こればかりは自信は無い。。。
それと、スモッグで覆われたマカティに突入するのが最近すごく億劫になってきたのも大きい。
で、今日、感じた新傾向。ひょっとしたらマカティで働いているやつらはラグナとかカビテを完全に馬鹿にしているんじゃないか!?ということ。いや、絶対にそうに違いない。
フィリピン人はとにかく、中と外とをはっきり分けて考えるから、そうに違いない。
という話をカミさんとしていたら、
「ホント、東京の人って名古屋を馬鹿にするのよね。馬鹿にするなら東京に帰れって感じ。名古屋は名古屋で快適にやってるんだから、ほっといてって感じよね。東京のどこがいいのかしらね。だいたい東京生まれの人って、そんなにいないでしょ。自分のほうが田舎もののくせしてね」
と言われた。いや、名古屋の話をしているんじゃないんですけど。。。
でも、言いえて妙だ。マカティは東京で、アラバンやサンタローサは名古屋とか広島か??
上記のコメントを地名を置き換えると、
「ホント、マカティで働くフィリピン人ってアラバンを馬鹿にするのよね。馬鹿にするならマカティに帰れって感じ。アラバンはアラバンで快適にやってるんだから、ほっといてって感じよね。マカティのどこがいいのかしらね。だいたいマカティ生まれの人って、そんなにいないでしょ。自分のほうが田舎もののくせしてね」
そういえば、医者をやっているフィリピン人の友人から「マニラの患者はお金を値切ったり、物で払おうとしたり、めんどうくさいけど、LIPAやサンタローサの患者はスッと現金で払ってくれる。南のほうが支払能力が高い」という話を聞いた。
というような情報を総合すると、アラバンが遠いとか、能力が高い人が集まらない、というフィリピン人スタッフの言葉は、偏見がかなり入ってることになる。とうことは、どういうコメントを聞こうが、まったくあてにならないということになる。
ラグナの人間はマカティの人間とぜんぜん違う!という感想があれば教えてください!
あと、ビコール州の人はとても純朴でいい人が多い、という話も聞いたことがあります。これもどなたか教えてください。
『フィリピンには、100を超える言語がある」といいますが、その分だけ、国家のシステムそのものが、未だにバランガイ組織を中心とした、村落主義のままなんでしょうねえ!
moimoi {108} 2007 年 4 月 17 日 @ 1:33 PMいい意味で、パキキサマ(相互扶助)と家族主義なのでしょうが、
社会の構造上、落ちこぼれは皆で救うが、成り上がる者には、足を
引っ張る、というクラブメンタリティも同居しているのも事実でしょう。
私は、ラグーナの日系会社に勤めていますが、ラグーナには、ラグーナ人のプライドがあり、カビテの人間を下に見る傾向が、あるみたいです。要するに目くそが、鼻くそを笑うような、レベルの話ですが、当人たちにとってみると、譲れない話題なのかもしれません。
逆に、村落単位の意識があまりに強すぎるため、公の意識が、欠落している、ともいえますが……..。