「てんもうくん 好きなものを食べなさい」
「え、いいんですか?こんな高そうなところで!」
「ああ、かまわんよ。」
と言ってやるのが僕の夢だ。
てんもうくんというのは、渋谷でITをやってる、34歳くらいの、すごくイケてる会社の経営者で、月に1回くらい僕の目の前に現れる。
昨日、久しぶりに現れた。
「ちわーーーーす。」
と颯爽と現れる。タンクトップ。
社内の空気が一瞬でかわる。
今回は、社員の方を連れてきた。
ITな人たちって、やっぱITなんですね。着くやいなや、パソコン開いて、LANケーブルをつなぐんです。
あたかも、それがないと窒息してしまうかのように。あれは、ほんと、おもろい光景です。
とりあえず冷たいもので一服、とかじゃないんです。とりあえずLANケーブル。
僕の会社と彼の会社なんて、乗り物で言えば、自転車とポルシェくらいの差があるのに、きちんと相手をしてくれるので、僕はとても嬉しい。
彼は僕がいろいろやっているのを見ると、何年か前に自分自身が通ってきた道を思い出すので、すごく懐かしく感じるらしいのだ。
しょっちゅう、助言もくれる。
「もっとデザインに気を使わなきゃダメでっす」
「ちゃんとしたとこにオフィス作んなきゃだめっす。」
「ブランディング、そろそろ考えなきゃだめっす」
「スポットとストックの両輪で攻めるんす」
「これから会社がどういう育ちかたをするか、それって重要っす。」
「酷かもしれないけど、今はどんな仕事でもとらないとだめっす」
そういう経営の話をすることもあれば、スタバで何時間も思想的なことを話したりもする。
男同士で。
酒もなく。
キモいよな、俺たちっていいながら。
人生をやっていくうえで、会社をやっていくうえで、すべての根っこにあるものって、思想なんだってことが、よくわかる。テクニックとか、なんだかんだは、全て思想の上に乗っかっている。彼と話していると、すごく強く感じる。
よく彼は
「はやしさんの会社、すぐでっかくなりますよ。僕にはわかるんです」
僕を勇気付けてくれる。
そう言われると逆に「大きくならなきゃかっこわりぃな」なんて僕なりに思ったりもする。
話はちょっと戻って、つい1週間前のこと、僕は将来の成功のイメージ映像が、突然描けなくなってしまった。
(あれ、この自転車、一生懸命こいでも、絶対ポルシェにならねぇ)
僕は、いつも真剣だけど、それにもましてかなり真剣に会社のことを考えた。
いま進めている、WEBぺージも、金銭的に余裕がないのにやるべきなのだろうか、ということも何度も考えた。
そのとき、経沢香保子という女性経営者が書いた、『自分の会社をつくるということ』という本に書かれていたことを思い出した。
「自分の会社のWEBサイトを作るなんていうことは、当たり前のことであって、それがなければ話は始まらない」
だから思い切って、WEBサイトの発注した。
ところが、というか、なんというか。
1週間くらい灯かりが消えてしまっていた、将来のイメージ映像に、また灯がともったんです。
WEBサイトの構成やネタを考えるということは、自分の会社はなんなのか、と考えることそのものなんですね。
それはよく言われることですけど、ほんと、自分の会社のプレゼそのものなんですね。
「俺の行く道は、こっちと違う、こっちやー」って。
その灯がともった瞬間は、会社へ向かう車の中でした。
会社についたら、すぐスケッチを描いて、デザイナーに連絡をしました。
スタッフのリーダークラスもすぐ集めて、そのビジョンについて語りました。
「ええか、おまいらの今やっている仕事は、すべてディスプレーや。俺たちの行く道は、こっちやど。」
もうちょっと、まっとってな。
すきなもん、くわしたるから。
え~と。
じゃあまずイクラと甘海老、それにホタテ。
中トロもいいですか。
えっ。
NVCMI {3477} 2009 年 2 月 28 日 @ 12:24 PMおびょびじゃない?
失礼しました。