『教育のスタイルに関して』の巻
フィリピンのことで仕事に関係ないこと
2005年10月21日

●週に1回1時間、タガログ語を習っている。もう早いもので1年3ヶ月くらい続いている。会社の会議室に来てもらって、仕事の合間にやってもらっている。
そこでいつも思うことは、先生が紙切れに書く『板書』なるものが、非常に読みにくいことだ。
字が汚いのではなく、1枚の紙に、てんでバラバラに書いていくため、整理ができていない。メモの寄せ集めでしかない。
授業のやり方は非常に上手で、不満はないので、この点だけが何とも残念だ。

●図面を書く仕事では、例えば、平面詳細図を書く時などに壁の構成を色で塗分けて、色別の凡例を紙にまとめることがよくある。日本から色塗りの指示をもらったとしても、必ず改めて作成する。
が、これがなかなかできない。どうしてもぐちゃぐちゃになってしまう。

●そもそもフィリピン人は紙に書いて人に伝えるという習慣があまりない。口頭が基本だ。
私はローカルの学校の授業風景を見学したことはないが、私の想像では、学校の先生もぐちゃぐちゃに黒板に書いて、それを子供も紙の切れっぱしに適当に書いたり書かなかったりというスタイルなのではないかと思う。
多分、学校教育自体が書くことを重視していないのだと思う。

●日本の小学校や中学校では、四角で文字を囲ったり、色のついたチョークなんかも使ったりして、ものすごくきちんと板書をしていたものだ。それを生徒が淡々と書き取っていく、こんな光景が一般的だった。だから授業についていけない子でも、あとでゆっくりと自分のペースで読み返すことができる。
大学では、私のような全く授業に出ない人間は、試験前になると『試験対策委員』から、板書のゼロックス・コピーを大量にもらったものだ。先生の板書が割ときちんと構成されているので、ノートだけで割となんとかなってしまう。

●この『紙に書くこと』に対するこだわりは、ひょっとして日本固有のものなのではないだろうか。そういえば、欧米人はものすごく字が汚くて、大きさも日本人の字よりもでかいし、紙面の使い方も大雑把だ。「書き慣れていない」という様子が見て取れる。

●手先と脳みそはつながっている、と言われる。数学に強くなりたければピアノを習え。ボケたくなければ麻雀がいい。なんていう話を聞いたことがある。
日本の詰め込み教育は、かなり批判されているところもあるが、こうやってフィリピンにすみながら日本の教育方法を振り返ってみると、私はまんざら悪くもなかった、と思っている。ひたすら板書をノートに写させる機械的な行為も、指先から脳みそによい効果をあげているのではないかと思う。

●あと、よくある夏休みの自由研究とか、創意工夫の貯金箱作り。よくやらされたものだ。
特に夏休みの自由研究は、企業活動の中で見られる「企画立案」「実行」「検証」そのものではないだろうか。それらを40日間で終わらせるには、じつに高度な能力が必要だ。
計算ドリルなんてやらなくていいから、自由研究だけしっかりやればいい。
フィリピンの学校で自由研究があるだろうか。多分ないだろう。日本では今でもやって
いるのだろうか。

●いつかフィリピンに学校を作って、貧乏だけど頭のいい奴を集めて、ちゃんとした教育を受けさせてみたい。

フィリピンの小学校でも同じですよ。四角ではないが、丸で囲ったり、下線を引いたり、色のついたチョークも使います。あなたの先生はただ字の汚い人で書きなれていない(パソコンのせいでは?)だけですよ。(笑)学校の先生にもよりますが、小学校から高校まで、ノートをちゃんと書いているかのチェックする先生は絶対います。場合によって大学まで。それも期末毎やっていますので年に4回も。今日はどれだけ書かされるのか、と思う時もあります。ちなみに、日本の先生よりもフィリピンの先生の方は板書が丁寧な人が多いです。

タガログ語の授業を受けただけ、「ローカルの学校の授業風景を見学したことはない」というあなたはいろいろ想像するのは勝手ですが、日本の教育方法とまで比較するというのはあまりにも根拠がなさ過ぎると思います。

KLV {85} 2009年7月18日 @ 2:16 AM

>フィリピンの小学校でも同じですよ。
じゅあどうしてこんなに頭が悪いのが揃いも揃って多いのでしょうねぇ?
DNAが既に悪いってことか?

HayNako {86} 2010年7月26日 @ 12:55 PM

やはり400年以上の植民地だった時代というのはDNAレベルまで染み込んでいますよ。二人の子供もコチラの学校を卒業させましたが、今は悔やんでおります。あ?あ、こんな人が先生をやっているんだ・・・トホホ。何度そう思ったことか。KLVさんも擁護されるのはよろしいですが、コチラで自営をして生き抜いている人間から見れば、「悪いけど、それじゃココでは生きてゆけないね!」

南国通信 {87} 2013年5月4日 @ 12:10 AM
 
  • カテゴリ一覧
  • 記事をPDFでダウンロード
  • RSS | コメントRSS