
ブロック内部の要素のレイヤーを0にし、かつLayer・線種をBylayerもしくはByBlockに変更するAutoLISPコマンドです。

平面図を書いているときに、例えば家具や便器を破線表示にしたいのに、破線になってくれない時があります。
Aの例のように、ブロックを黄色・破線に変更しても何も変わらない時があります。

Bのように、ブロックの色・線種を思うようにコントロールするには
- ブロック内部の色・線種をByBlockにする。
- ブロック内部のレイヤーを0にし、色・線種をByLayerもしくはByBlockにする。
のどちらかにする必要があります。図中の全てのブロックに対しこれを行うのは大変なので、このコマンドを使って、2つめの方法である「全てのブロックの内部の要素のレイヤーを0かつ線種をByBlock」にします。そうすることで、そのブロックが属するレイヤーの色・線種で表示されますので、コントロールが容易になります。
ブロック内部のレイヤーを0にすることの利点は、そのブロックが属するレイヤーをオフにするとそのブロックもオフになることです。ブロック内部のレイヤーが特定のレイヤーAのまま色・線種をByBlockにした場合は、そのブロックが属するレイヤーをオフにしても、Aをオフにしない限り表示されたままとなり、コントロールがしづらくなります。
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