
コーナー包絡処理を行うAutoLISPコマンドです。
クリック1-2で残る方の側をクロスで指示し、クリック3-4で交差する壁のやはり残る側をクロスで指示します。
作図標準をSpeedDraftに設定していない場合と、設定済の場合で挙動が異なります。
作図標準を設定していない場合
- クリック1-2で指示される線分と、3-4で指示される線分のレイヤーが同じ場合にのみ包絡が実行されます。
- 同じレイヤーのペアが複数ある場合、同じレイヤー同士でそれぞれ包絡が実行されます。
- クリック3-4で指示される線分が、クリック1-2で指示される線分まで届いていない場合は、延長して包絡を行います。

ペアはプログラムが判断しますので、ユーザーはザクッとクロス選択するだけで正しく包絡が行われます。
交差していな場合は、足りない分を延長してコーナーを作ります。

作図標準をSpeedDraftに設定した場合の挙動
作図標準を設定した場合は、包絡処理の際に、建築的な意味合いが付加されます。(作図標準の設定方法はこちらです)
- 包絡処理時に通り芯・壁芯は除外されます
これにより、誤って通り芯・壁芯が崩落されてしまうことを防ぎます。
T字包絡と異なり、コーナー包絡は現実的にあまりバリエーションがないため、他に特殊なルールはありません。

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