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[SD_303] 線分精度のチェック

線分長さの、小数点第3位、第4位、第5位がゼロではない線分を検出して赤くするAutoLISPコマンドです。

通常、精度が正しく書かれた建築の平面図で小数点第3位以下にゼロではない数字が来ることはほとんどありません。例えば仕上げ線だけを表示させて、このコマンドを実行することで、どのあたりの線の精度が悪いかの検討をつけることができます。多くの場合、壁芯などが微妙に斜めになっており、そこからオフセットで作成された仕上げ線が別の仕上げ線とトリムされることで、長さが正しくない仕上げ線が現れます。その不正な仕上げ線を検出することで、どのあたりに不正確な線が潜んでいるかを発見できます。

なお、精度が不正確な線が広範囲に渡っている時は、裏技として「DXF形式の小数点2位で保存する」という方法があります。全ての図形のパラメータの小数点3位以下が全て切り飛ばされますので、使用には細心の注意が必要ですが、垂直水平の通り芯だけで構成されている平面図の精度直しには使えることが多いです。

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