
RC壁にアルミサッシ枠を作成するAutoLISPコマンドです。
アルミサッシのダイナミックブロックを配置し、RC壁、内装のLGS、仕上ボード、断熱材のトリム処理までを行い、最後に寸法を配置します。
作図方法
基準点1を指示したのち、壁をザクッとクロスで選択します。
SpeedDraftの設定を正しく行っていれば、プログラムが線分のレイヤーを読み取って、RC壁、LGS,、仕上げ、断熱材の線がどれなのかを自動で判定しますので、ユーザーはザクッと全体をクロスで選択するのみで済みます。

ダイアログでは、基準点1からの離れ距離と、サッシの有効Wを指定します。
基準点のどちら側にサッシを配置するかは、クロス選択する位置が基準点のどちら側だったかで判別します。
※RCの欠込み寸法は固定です。変更できません。

動作するための壁の条件
下記のようなパターンの壁に対してコマンドが動作します。

A | RC壁のみ |
B | RC壁+吹付け断熱材 |
C | RC壁+LGS+ボード |
D | RC壁+吹付け断熱材+LGS+ボード |
このAutoLISPコマンドが動作するには、仕上線・LGS・躯体・断熱材の線が正しいレイヤーで書かれている必要があります。プログラムがクロス選択された線のレイヤーをチェックし、本数を数えたうえで正しい場合にのみコマンドが動作します。レイヤー設定については、SpeedDraftは複数の作図標準に対応可能を参照してください。
- LGSの線は、無しか2本のどちらかでなくてはなりません。
- RCの躯体の線は、2本なくてはなりません。
- 仕上げ線は、無し、1本、2本のいずれかでなくてはなりません。
- 断熱材の線は、無し、1本のいずれかでなくてはなりません。
サッシ見込みの変更
サッシの見込みは、デフォルトでは70mmですが、作図後に100mmに変更可能です。
ブロックのハンドルをドラッグすると100mmに変更できます。70mmと100mm以外の寸法には変更できません。

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