
片開き180度の防火扉をダイナミックブロックを使って作図するAutoLISPプログラムです。
防火扉は、扉幅が変わると戸袋部分の大きさもそれに伴って変更させる必要がありますので、ダイナミックブロックで作ることが最も合理的であるといえます。ダイナミックブロックであれば、内部に計算式を保持していますので、一瞬ですし、間違えることもありません。
点1,2をクリックしたのち、扉を設置する側を点3で指示します。

クリックする点は、仕上げ線上の点です。そこから枠の巾を逆算し、扉幅が決められます。
この図の場合、仕上げ~仕上げ間は1200で、左側の枠で40mm、右側の枠で10mm引かれますので、扉の有効巾は1150mmとなります。
扉の設置後、仕上げ線をトリムする機能はありませんので、手動で仕上げ線をトリムしてください。

作図したのちに、廊下幅が変更になることが度々あります。そのようなときはブロック中のハンドルをストレッチするか、プロパティからパラメータを数値で入力してください。


また、受け側の枠の有無を選択できるオプションがブロックにあります。デフォルトは「受け側の枠あり」ですが、このオプションを「受け側の枠無し」に変更することで、他の防火扉と組み合わせて、多くのバリエーションをつくることができます。

これは、SD_4502の「受け側の枠無し」とSD_4504の「受け側の枠無し」を並べた例です。

このようにして、様々なバリエーションの防火戸を作成できます。
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