平面詳細図ツール

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[SD_4504] 防火扉 – 折り戸

折り戸タイプの防火扉をダイナミックブロックを使って作図するAutoLISPプログラムです。
防火扉は、扉幅が変わると戸袋部分の大きさもそれに伴って変更させる必要がありますので、ダイナミックブロックで作ることが最も合理的であるといえます。特にこの折り戸は、1箇所の長さの変更が影響する箇所が多く、修正に手間がかかりますが、ダイナミックブロックであれば、内部に計算式を保持していますので、一瞬ですし、間違えることもありません。
点1,2をクリックしたのち、扉を設置する側を点3で指示します。

2つのパターンから選ぶように聞かれますので、選択してください。

クリックする点は、仕上げ線上の点です。そこから枠の巾を逆算し、扉幅が決められます。
この図の場合、仕上げ~仕上げ間は1500で、左側の枠で10mm、右側の枠で10mm引かれますので、扉の有効巾は1480mmとなります。
扉の設置後、仕上げ線をトリムする機能はありませんので、手動で仕上げ線をトリムしてください。

このプログラムでは、主扉から出てくる小扉の法の幅が、廊下有効幅の約40%がデフォルトになっています。
上記の例では、廊下幅が1500、小扉の幅は592mmです。
この数値を変更したい場合は、プロパティからAの数字を変更します。Bの数字はトータルの幅です。一方の扉幅を決めると、もう一方の扉幅がB-Aで決まります。

このように、関連する箇所が全て自動的に変更されます。

また、受け側の枠の有無を選択できるオプションがブロックにあります。デフォルトは「受け側の枠あり」ですが、このオプションを「受け側の枠無し」に変更することで、他の防火扉と組み合わせて、多くのバリエーションをつくることができます。
この例では、同じ折り戸を2つ並べ、「受け側の枠無し」にし、幅の広い廊下の防火戸を作成しています。
このようにして、様々なバリエーションの防火戸を作成できます。

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